「韓国は泥棒、お前たちの汚い手と醜い面構えで私たち中国の歴史文化を盗むな」
韓国のSPAブランド「スパオ(SPAO)」がモダン韓服ブランド「リスル(LEESLE)」とコラボレーションした生活韓服を発売すると中国ネットユーザーが反応した内容だ。中国ネットユーザーはSNSに中国語と英語で「中国宋の衣装を盗んでいるのか」「中国文化遺物を使って偽の韓服を作るな」「中国衣類文化を愛する韓国ネットユーザー皆さん、ありがとうございます」などの掲示物を次々と投稿している。
◆中国ドラマ、侍女にチマチョゴリ着せて論争に
韓服論争は今回が初めてでない。昨年放映された中国ドラマ『若様!私がお守りします』(原題『少主且慢行』)で侍女の役割の女優だけが韓服と酷似したチマチョゴリ姿で登場した。これに対して韓国ネットユーザーは「韓服を中国のサブカルチャーとして認識させようとする意図ではないか」という疑惑を提起した。同じ年に放映された明が舞台のドラマ『成化十四年~都に咲く秘密~』(原題『成火14年』)には主人公が韓国伝統笠子帽(カッ)と網巾を身に着けて登場したこともある。
韓服考証研究所は5月、研究所公式ブログに「韓国と中国の服飾に類似点があるからと言って、一方が他方を模倣したと決めつけて言うことはできない」と明らかにした。引き続き「文化は互いに交流して混ざるものだ」としながら「高麗様(中国・元で流行した高麗の風習)が流行した明の時代の服飾と韓服の間に類似性が発見されるのは不思議ではないが、問題は中国が意図したように漢服(中国漢族の伝統衣装)を押し出そうとしたところ韓服が障害物として作用した」と付け加えた。
◆「文化優越主義を巧妙に包装」
韓国ネットユーザーの間では「東北工程の一環ではないか」という批判も出ている。東北工程は中国国境の中で展開したすべての歴史を中国の歴史にするために2002年から中国が推進している東北部満州地域の歴史研究プロジェクトだ。
匿名を求めた国際関係専門教授は「中国が韓服、キムチなどを自国のものだと皆が一様に主張するのは十分に懸念の恐れがある事項だが、この状況を東北工程と見るのは少し行き過ぎの傾向がある」と話した。続いて「東北工程は国家次元で行動するものだが、今の状況は中国ネットユーザー一人ひとりが勝手に行動しているため、中国も公式に党や地方政府として出るのが難しい部分」としながらも『百度』(中国ポータルサイト)のように権威ある空間に誤った事実が掲載されることは正さなければならない」と付け加えた。
円光(ウォングァン)大学韓中関係研究院のキム・ジュヨン教授は「新しい東北工程というよりは中国の文化優越主義を巧妙に包装した結果」とし「中国の影響力を広げようとする帝国主義的観点とみえる」と話した。
◆「論争のときこそ韓服PRを」
誠信(ソンシン)女子大学教養学部の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授は中国の人々の行動に対して「韓国の伝統文化と大衆文化が世界の人々に注目されて(中国が)危機感を持ち、ここに表れた誤った愛国主義」と話した。続いて「OTTサービスで世界の視聴者が韓国のドラマや映画を見ることになり、以前は西洋人がアジア文化の中心地を中国と認識していたとすると、今は韓国だと認識しているため」としながら「だから中国ドラマでも韓国の韓服を侍女に着せるなど低くして貶めている」と説明した。
専門家はこの時期をうまく利用して韓服に対して広く知らせる契機にするべきだと提言した。徐ギョン徳教授は先月11日、米国ニューヨークTIMES SQUARE(タイムスクエア)電光掲示板に韓服の美しさを広報する広告映像を出した。徐教授は「この状況を逆利用して、むしろ韓国の伝統文化を世界に知らせる機会にしなければならない」と提言した。韓国イメージコミュニケーションのチェ・ジョンファ理事長は「鉄も熱いときに打たなければならない。SNSで取り上げられる今こそ、感情的な対応ではなく韓服の美しさと韓国のアイデンティティを繰り返し伝えることが重要だ」と話した。
韓国のSPAブランド「スパオ(SPAO)」がモダン韓服ブランド「リスル(LEESLE)」とコラボレーションした生活韓服を発売すると中国ネットユーザーが反応した内容だ。中国ネットユーザーはSNSに中国語と英語で「中国宋の衣装を盗んでいるのか」「中国文化遺物を使って偽の韓服を作るな」「中国衣類文化を愛する韓国ネットユーザー皆さん、ありがとうございます」などの掲示物を次々と投稿している。
◆中国ドラマ、侍女にチマチョゴリ着せて論争に
韓服論争は今回が初めてでない。昨年放映された中国ドラマ『若様!私がお守りします』(原題『少主且慢行』)で侍女の役割の女優だけが韓服と酷似したチマチョゴリ姿で登場した。これに対して韓国ネットユーザーは「韓服を中国のサブカルチャーとして認識させようとする意図ではないか」という疑惑を提起した。同じ年に放映された明が舞台のドラマ『成化十四年~都に咲く秘密~』(原題『成火14年』)には主人公が韓国伝統笠子帽(カッ)と網巾を身に着けて登場したこともある。
韓服考証研究所は5月、研究所公式ブログに「韓国と中国の服飾に類似点があるからと言って、一方が他方を模倣したと決めつけて言うことはできない」と明らかにした。引き続き「文化は互いに交流して混ざるものだ」としながら「高麗様(中国・元で流行した高麗の風習)が流行した明の時代の服飾と韓服の間に類似性が発見されるのは不思議ではないが、問題は中国が意図したように漢服(中国漢族の伝統衣装)を押し出そうとしたところ韓服が障害物として作用した」と付け加えた。
◆「文化優越主義を巧妙に包装」
韓国ネットユーザーの間では「東北工程の一環ではないか」という批判も出ている。東北工程は中国国境の中で展開したすべての歴史を中国の歴史にするために2002年から中国が推進している東北部満州地域の歴史研究プロジェクトだ。
匿名を求めた国際関係専門教授は「中国が韓服、キムチなどを自国のものだと皆が一様に主張するのは十分に懸念の恐れがある事項だが、この状況を東北工程と見るのは少し行き過ぎの傾向がある」と話した。続いて「東北工程は国家次元で行動するものだが、今の状況は中国ネットユーザー一人ひとりが勝手に行動しているため、中国も公式に党や地方政府として出るのが難しい部分」としながらも『百度』(中国ポータルサイト)のように権威ある空間に誤った事実が掲載されることは正さなければならない」と付け加えた。
円光(ウォングァン)大学韓中関係研究院のキム・ジュヨン教授は「新しい東北工程というよりは中国の文化優越主義を巧妙に包装した結果」とし「中国の影響力を広げようとする帝国主義的観点とみえる」と話した。
◆「論争のときこそ韓服PRを」
誠信(ソンシン)女子大学教養学部の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授は中国の人々の行動に対して「韓国の伝統文化と大衆文化が世界の人々に注目されて(中国が)危機感を持ち、ここに表れた誤った愛国主義」と話した。続いて「OTTサービスで世界の視聴者が韓国のドラマや映画を見ることになり、以前は西洋人がアジア文化の中心地を中国と認識していたとすると、今は韓国だと認識しているため」としながら「だから中国ドラマでも韓国の韓服を侍女に着せるなど低くして貶めている」と説明した。
専門家はこの時期をうまく利用して韓服に対して広く知らせる契機にするべきだと提言した。徐ギョン徳教授は先月11日、米国ニューヨークTIMES SQUARE(タイムスクエア)電光掲示板に韓服の美しさを広報する広告映像を出した。徐教授は「この状況を逆利用して、むしろ韓国の伝統文化を世界に知らせる機会にしなければならない」と提言した。韓国イメージコミュニケーションのチェ・ジョンファ理事長は「鉄も熱いときに打たなければならない。SNSで取り上げられる今こそ、感情的な対応ではなく韓服の美しさと韓国のアイデンティティを繰り返し伝えることが重要だ」と話した。
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