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マイアミのビーチに面する集合住宅55戸が一瞬で…寝室がむき出しになった残酷な現場

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

24日(現地時間)未明、米国フロリダ州マイアミ・デイド郡サーフサイドにある集合住宅の一部が崩壊した。[写真 マイアミビーチ警察]

米国フロリダ州マイアミビーチにほど近い高級集合住宅の一部が真夜中に崩壊し、100人近い住民と連絡がつかないでいると米国メディアが24日(現地時間)、報じた。

この日午前1時ごろ、12階建ての集合住宅「チャンプレイン・タワーズ・サウス」の北東側の建物が崩壊した。全体世帯数は136戸だが、崩れた北東側の建物には55戸が入っていたとワシントン・ポスト(WP)が伝えた。

近所のホテルに滞在していた休養客のアレクシス・ワトソンさん(21)は「飛び出したところ残骸が飛び散っていて、建物はすでに消えた後だった」としながら「『助けて』と叫ぶ声が聞こえた」と話した。


また他の目撃者は残骸に閉じ込められた住民たちがスマートフォンのフラッシュを照らしながらSOS信号を送ったと伝えた。ある少年は残骸の山の中から手を出して救助を求めた。

救助隊は残骸の中から住民の一部を救助し、まだ崩れていない建物のバルコニーにいた住民たちははしご車を使って助け出された。

崩壊した建物は切断面がそのままむき出しになり、内部の様子があらわになった。2階のベッドが建物の端にひっかかっている場面もあった。

事故が起きた行政区域のサーフサイドのチャールズ・バーケット市長はNBCニュースのインタビューに対して「まるで爆弾が爆発したようだ」と描写した。

サーフサイド市が属したマイアミ・デイド郡(州の下位行政単位)のダニエラ・レビンカーバ郡長は住民102人の生存が確認され、99人は生死がまだ確認されていないと伝えた。

ただし、生死が確認できない住民全員が行方不明あるいは事故当時に建物の中にいたという意味ではないと、サリー・ヘイマン局長は説明した。

連絡がつかない住民の中には、パラグアイ大統領のシルバーナ・ロペス・モレイラ夫人の家族が多数含まれているという。

この建物にはベネズエラ、パラグアイ、正統ユダヤ人などさまざまなバックグラウンドの住民が居住していたという。

地元紙「マイアミヘラルド」によると、この建物は1981年に開墾された湿地の上に建てられた。

不動産サイトによると、寝室3室の162平方メートルの大きさが最近71万ドル(約7875万円)で取り引きされていて、寝室4室の418平方メートル規模ペントハウスは288万ドルで売れていた。

USAトゥデイは、建物が1990年代から沈み始めたという研究結果をフロリダ国際大学の研究チームが昨年発表したと報じた。

偶然にもこの建物は崩壊一日前に安全点検を通過していたとWPは伝えた。崩壊した建物の4階に親戚が住んでいたというルージュ・マリーナ・ペナさんは「建物の管理が不十分等の不満は一度も聞いたことがない」と話した。

一部の住民はアパート南側の建設工事現場が原因を提供した可能性について言及している。大型重装備を動員して土地を耕すなど建設工事が長期間続いていたという。

フロリダ州のロン・デサンティス州知事は救助作業を進めると同時に崩壊原因に対する調査にも着手した。

市当局は崩壊した建物の横に立っていたホテル客室50室に滞在していた宿泊客を全員避難させた。

ホワイトハウスは連邦緊急事態管理庁(FEMA)と状況を注目していると明らかにした。ジョー・バイデン大統領はフロリダ州が要請すれば連邦政府は直ちに援助する準備ができていると述べた。

デサンティス州知事は、救助隊員が建物の残骸の中の一部住民と連絡がついたとして「追加生存者がいるという希望を持っている」と話した。



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