文在寅大統領が6日京畿道城南国軍首都病院に用意された故イ副士官の追慕所を訪ねて弔問した後、遺族を慰めている。[写真 青瓦台]
また、文大統領は「『私』はわが軍が自ら国民の目の高さに合わせて変化し、革新できる力を備えていると信じている」とした。文大統領は追悼式の間、自身を「わたくし」と下げたが、該当発言だけで唯一「わたし」という表現を使った。これを受け、青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「国軍統帥権者としての謝罪と軍に向かった指示をともに表現したもの」と説明した。
文大統領は3日、該当事件に対する厳正な捜査をよびかけ、「指揮ラインの問題も調べて厳重に処理せよ」と指示した後、一日後にイ・ソンヨン空軍参謀総長の辞意を受け入れた。このため、追悼式にはイ前総長の代わりにチョン・サンファ空軍参謀次長が代わりに参加した。
文大統領はこの日、追悼式直後には京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)国軍首都病院に用意された故イ副士官の追慕所を訪ね、遺族たちに「国が守ることができず申し訳ない」として再度謝罪した後、徐旭(ソ・ウク)国防長官に「今回を契機に兵営文化が変わるようにせよ」と指示した。
一方、文大統領はこの日、追悼の辞を通じて先月ジョー・バイデン米国大統領との韓米首脳会談に言及し、韓米同盟の重要性を何度も強調した。文大統領は「バイデン大統領に会って平和と繁栄、民主と人権の韓米同盟をより包括的な同盟へと発展させることで意見を一致した」とし、「堅固な韓米同盟に基づいて変化しつつある国際秩序と安保環境にさらに主導的に対応する」と述べた。
文大統領は報勲に関連しても米国の事例を挙げた。「外国首脳としては初めて米国政府が韓国戦争(朝鮮戦争)の参戦英雄に差し上げる名誉勲章授与式にバイデン大統領とともに参加し、参戦英雄を最高に優遇する米国の姿を見た」として「軍服務時代の公的事実が新たに明らかにされれば、いつでも叙勲の格を高めてすべての礼儀をつくして授与式を開くのが非常に印象深かった」と話した。
また「国家有功者に対する真の報勲こそ、愛国心の源」とし「国が出て自身の家族を守るという信頼がある時、私たちは国のために献身することができる」と話した。同時に、中長期服務をして除隊した軍人に対する「除隊軍人の転職支援金」現実化を約束し、「犠牲と献身の価値が埋もれてしまうことがないように正したい」とした。
文大統領は独立有功者に対しても「史料を絶えず収集し、一方の独立有功者も最後まで捜し出すだろう」とした。民主化有功者には「3月光州(クァンジュ)の戒厳軍兵士が遺族に会って直接許しを請うたのは非常に歴史的なことであり、今年5・18光州民主化運動追慕祭に初めて与野党政治家がともに参加したのも非常に意味深い」として「4月の済州(チェジュ)、5月の光州、6月の顕忠院がお互いの痛みを慰めて大韓民国の発展に向けた心を一つにすることを期待している」と述べた。
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