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米国、韓国にヤンセン製ワクチン101万人分提供…バイデン大統領の約束の2倍

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領とバイデン米大統領が21日の韓米首脳会談直後にホワイトハウスで共同記者会見をしている。[青瓦台フェイスブック キャプチャー]

米国政府が支援するワクチン101万人分が今週韓国に入る。当初韓米首脳会談で約束した物量(55万人分)の2倍だ。他の新型コロナウイルス感染症ワクチンと違い、1回だけ接種するヤンセン製ワクチンだ。翌月30歳以上の予備軍・民間防衛隊員、国防・外交関連従事者の中で先着順で予約を受けて接種する。本来、米国から支援するワクチンを配分しようとしていた30歳未満の軍人41万人はファイザー製ワクチンを接種することにした。

中央災害安全対策本部は30日、このような内容の6月予防接種計画を発表した。チョン・ウンギョン疾病管理庁長は「韓米首脳会談以来、両国政府間緊密な実務協議を通じて米国政府は101万2800回分のヤンセン製ワクチンを供与することにした」と話した。

政府は30歳以上の予備軍(53万8000人)、民間防衛隊員(304万人)、国防部・外交部公務員や軍人家族など国防・外交関連者(13万7000人)に使うことにした。チョン・ウンギョン庁長は「米国の供与理由を考慮して対象者を決めた」と説明した。国防部関連者には国防部、兵務庁、防衛事業庁公務員、国防部関連研究員などが含まれる。配偶者など30歳以上60歳未満の軍関連家族も対象者に含まれる。


ただし、ワクチンが100万人分であるだけに先着順で予約を受けて接種し、残りは当初の計画により7-9月期内に接種する。必須公務や重要な経済活動に臨む緊急出張者にも一部の物量を使う計画だ。対象者は6月1日から11日までオンラインを通じて予約を受け付ける。準備を済ませた後、実際の接種は6月10日から20日まで委託医療機関である町内病院・医院で行う。

これとは別に、政府はヤンセン製ワクチンを600万回分を搬入することにしたが、まだ韓国に入ってきた物量はなく今回が初めてだ。

ヤンセン製ワクチンは、アストラゼネカ(AZ)製ワクチンのように新型コロナウイルスの表面抗原遺伝子をチンパンジーに限って感染するアデノウイルスの鋳型に入れて製造したウイルスベクター方式のワクチンだ。

従来の接種に使われたアストラ製、ファイザー製などと違い、1回の接種だけで免疫が形成される。予防効果は66.9%で変異種ウイルスにも効果(南アフリカ共和国型64.0%、ブラジル型68.1%)があると当局は明らかにした。

ただし、ヤンセン製ワクチンは、18歳以上に使えるように許可が下されたがが、アストラ製のように希少血栓をめぐる論議がある。このため、新型コロナ予防接種推進団は専門家諮問会議と予防接種専門委員会などを経て30歳以上に限って接種を勧告した状態だ。



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