バリ沖で沈没したインドネシア潜水艦「ナンガラ」で勤務する兵士が別れの歌を歌った映像がインドネシア海軍によって２６日（以下、現地時間）公開された。




映像ではギターの伴奏に合わせて乗組員がインドネシアのヒット曲「サンパイジュンパ（さようなら）」を歌っている。インドネシア軍の報道官は「転出する指揮官と別れる時に撮影された映像」と説明した。


インドネシア軍の潜水艦「ナンガラ４０２」は２１日未明、バリ島の北部９６キロメートルの海上で魚雷訓練のため潜水した後に消息を絶ち、２６日に海底で本体の残骸が発見された。インドネシア海軍は乗組員５３人全員が死亡したと確認した。潜水艦が沈没した正確な原因はまだ明らかになっていない。ナンガラは１９８０年に建造されたドイツ製の１４００トン級潜水艦。

一方、韓国の徐旭（ソ・ウク）国防部長官が２６日、「ナンガラ」の事故で乗務補助員５３人が全員死亡したことを受け、インドネシアのプラボウォ・スビアント国防相に哀悼の意を伝えた。プラボウォ国防相は「徐長官が送った書簡と韓国軍の積極的な支援意志に深い友情を感じる」と述べた。