「学問の自由を完全に無視して学者に『暗殺未遂』のような行為をしてそれを誇らしいと考えている」。
「日本軍慰安婦は契約による売春」という歴史歪曲論文で波紋を起こした米ハーバード大学ロースクールのマーク・ラムザイヤー教授が日本の右翼団体のシンポジウムでこのように主張し改めて持論を展開した。
ラムザイヤー教授は24日、日本の右翼団体である国際歴史論戦研究所となでしこアクションが開催し産経新聞が後援した「ラムザイヤー論文をめぐる囲んだ国際歴史論争」シンポジウムに約10分の日本語ビデオメッセージを送った。
彼は「単純に1人の教授に対する攻撃の問題ではなく、もっと深刻な重大な問題だと考える。過去史を誠実で詳しく包括的に、できるだけバイアス(偏見)なく伝えること、学問の自由を徹底的に守ることが今日の課題になったと考える」とした。また、学界で自身を批判することが問題であり、自身の論文に誤りはないと付け加えた。
◇「若い教授ら見て絶望…スターリン主義的手段」
ラムザイヤー教授は論文作成の動機について、反日偏見を正すためだとし、「英語・英文の文献を読んで(慰安婦問題と関連し)本当に不正確だと考えたことが多かった」とした。また、ある程度反発が起きることを覚悟していたが「これほど激しいものとは全く予想していなかった」と話した。
そして「批判者は(慰安婦)強制連行説や性的奴隷説に反対する主張が絶対に英語の文献に出てきてはならないと考えるようだ。学会内の意見が完全に一致しているという幻影を守るために反発し、それによって今回私の8ページの論文を撤回させることが彼らには重要なことであるようだ」と主張した。
ラムザイヤー教授は学界の反発を「スターリン主義的手段」と規定し、自身を批判した若い教授らを見て絶望したと話した。また「多様な意見を持っている学者が論文や発表を通じて批判することが学問を推進する基礎という原則が無視された」とし、1960年代の学生運動当時の悲痛だった「寛容性のない雰囲気」に変わり、若い学者がそこに巻き込まれた感じだと話した。
彼は今回の議論を経験しながら友人の重要性を悟ったといった。ラムザイヤー教授は「米国・日本の友人の激励がなかったならば絶対に耐えられなかっただろう」としながらシンポジウム参加者に感謝の気持ちを表わしたりもした。
◇李宇衍「韓日の歴史知らない白人まで出て騒乱」
韓国でも落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究委員がビデオメッセージを送り、ラムザイヤー教授の論文を支持する主張を展開した。彼は植民地近代化論を主張してきた李栄薫(イ・ヨンフン)元ソウル大学教授とともに『反日種族主義』を共同執筆した1人だ。
李研究委員は「慰安婦は基本的に強制連行された人なのに何の契約があったのかというが、それはこれまでの研究成果をわかっていない話。直接的な物理力を動員した朝鮮人強制連行はなく、それを立証できるほどの証拠もない」とした。
そして「反日種族主義者らと韓国の歴史や日本の歴史に対してなにも知らない白人まで立ち上がってこの騒動を起こすことになったもの」とラムザイヤー教授の肩を持つ主張を展開した。
一方、ラムザイヤー教授はハーバード大学で主に日本の法律を研究しており、「日本人権先進化」などを講義している。日本企業の三菱がハーバード大学に作った基金で任用された。彼は大学ホームページを通じ「幼少時の大部分を日本で過ごし、大学院で日本史を勉強した。東京大学から奨学金を受け、日本のさまざまな大学で講義した」と自身を紹介した。2018年には日本政府から「旭日中綬章」を贈られた。
昨年12月に国際学術誌「国際法経済レビュー」(IRLE)オンライン版に慰安婦被害者の強制連行と性的奴隷性格の慰安婦の実体を否定する論文を発表し、1月に日本の右翼性向メディアである産経新聞を通じて報道された後に議論が大きくなり国際学界で激しい批判を受けている。
このほかにも関東大震災当時の朝鮮人虐殺など歴史的事実を歪曲し、在日コリアンの差別を正当化するなどの論文を発表したことが明らかになったりもした。
「日本軍慰安婦は契約による売春」という歴史歪曲論文で波紋を起こした米ハーバード大学ロースクールのマーク・ラムザイヤー教授が日本の右翼団体のシンポジウムでこのように主張し改めて持論を展開した。
ラムザイヤー教授は24日、日本の右翼団体である国際歴史論戦研究所となでしこアクションが開催し産経新聞が後援した「ラムザイヤー論文をめぐる囲んだ国際歴史論争」シンポジウムに約10分の日本語ビデオメッセージを送った。
彼は「単純に1人の教授に対する攻撃の問題ではなく、もっと深刻な重大な問題だと考える。過去史を誠実で詳しく包括的に、できるだけバイアス(偏見)なく伝えること、学問の自由を徹底的に守ることが今日の課題になったと考える」とした。また、学界で自身を批判することが問題であり、自身の論文に誤りはないと付け加えた。
◇「若い教授ら見て絶望…スターリン主義的手段」
ラムザイヤー教授は論文作成の動機について、反日偏見を正すためだとし、「英語・英文の文献を読んで(慰安婦問題と関連し)本当に不正確だと考えたことが多かった」とした。また、ある程度反発が起きることを覚悟していたが「これほど激しいものとは全く予想していなかった」と話した。
そして「批判者は(慰安婦)強制連行説や性的奴隷説に反対する主張が絶対に英語の文献に出てきてはならないと考えるようだ。学会内の意見が完全に一致しているという幻影を守るために反発し、それによって今回私の8ページの論文を撤回させることが彼らには重要なことであるようだ」と主張した。
ラムザイヤー教授は学界の反発を「スターリン主義的手段」と規定し、自身を批判した若い教授らを見て絶望したと話した。また「多様な意見を持っている学者が論文や発表を通じて批判することが学問を推進する基礎という原則が無視された」とし、1960年代の学生運動当時の悲痛だった「寛容性のない雰囲気」に変わり、若い学者がそこに巻き込まれた感じだと話した。
彼は今回の議論を経験しながら友人の重要性を悟ったといった。ラムザイヤー教授は「米国・日本の友人の激励がなかったならば絶対に耐えられなかっただろう」としながらシンポジウム参加者に感謝の気持ちを表わしたりもした。
◇李宇衍「韓日の歴史知らない白人まで出て騒乱」
韓国でも落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究委員がビデオメッセージを送り、ラムザイヤー教授の論文を支持する主張を展開した。彼は植民地近代化論を主張してきた李栄薫(イ・ヨンフン)元ソウル大学教授とともに『反日種族主義』を共同執筆した1人だ。
李研究委員は「慰安婦は基本的に強制連行された人なのに何の契約があったのかというが、それはこれまでの研究成果をわかっていない話。直接的な物理力を動員した朝鮮人強制連行はなく、それを立証できるほどの証拠もない」とした。
そして「反日種族主義者らと韓国の歴史や日本の歴史に対してなにも知らない白人まで立ち上がってこの騒動を起こすことになったもの」とラムザイヤー教授の肩を持つ主張を展開した。
一方、ラムザイヤー教授はハーバード大学で主に日本の法律を研究しており、「日本人権先進化」などを講義している。日本企業の三菱がハーバード大学に作った基金で任用された。彼は大学ホームページを通じ「幼少時の大部分を日本で過ごし、大学院で日本史を勉強した。東京大学から奨学金を受け、日本のさまざまな大学で講義した」と自身を紹介した。2018年には日本政府から「旭日中綬章」を贈られた。
昨年12月に国際学術誌「国際法経済レビュー」(IRLE)オンライン版に慰安婦被害者の強制連行と性的奴隷性格の慰安婦の実体を否定する論文を発表し、1月に日本の右翼性向メディアである産経新聞を通じて報道された後に議論が大きくなり国際学界で激しい批判を受けている。
このほかにも関東大震災当時の朝鮮人虐殺など歴史的事実を歪曲し、在日コリアンの差別を正当化するなどの論文を発表したことが明らかになったりもした。
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