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韓国系ハーバード大教授「ラムザイヤー氏、慰安婦主張のミス認めた」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ハーバード大ロースクールのソク・ジヨン終身教授 [中央フォト]

「日本軍慰安婦は売春を強要された性的奴隷ではなく、利益のために日本軍と契約を結んで売春をした」と主張したマーク・ラムザイヤー米ハーバード大ロースクール教授が自身のミスを同僚教授に認めた。

ハーバード大ロースクールの韓国系のソク・ジヨン終身教授は26日(現地時間)、米時事週刊誌ニューヨーカーへの「慰安婦の真実を探して」と題した寄稿で、ラムザイヤー教授の主張の問題点を指摘し、彼と交わしたメールと対話の内容を公開した。ソク教授はこの事件について「学問的自由には正しい証拠を提示する責任が伴うべきだという強い世論が形成された」と評価した。

ソク教授は「ラムザイヤー教授の主張を見て彼と対話をした」とし「意見は一致しなかったが、ラムザイヤー教授が学問的自由を行使したことに対しては処罰を要求しないことになった」と明らかにし、論文の問題点を指摘した。


まず、ラムザイヤー教授は自身の論文「太平洋戦争の性契約」で、慰安婦問題を「売春業者」と「予備売春婦」の間の契約行為と規定した。

しかし学界では、韓国の慰安婦被害者が作成した契約書を提示できなかったという指摘が提起されてきた。ソク教授は「ラムザイヤー教授の論文の脚注を調べた結果、戦時慰安所の韓国女性に関する契約内容がなかったうえ、該当契約を記述した2次出処もなかった」と指摘した。

これに対しラムザイヤー教授は「韓国人女性の契約書を確保すればよいと考えたが探せなかった」と認めた後、「あなたも探せないのは確実だ」とソク教授に話したという。

また、ラムザイヤー教授は論文に10歳の日本の少女の事例を挙げながら、契約が自発的であり合法的に行われたと主張したが、ソク教授にメールを送って引用の誤りがあったことを認めたりもした。論文に対する歴史学者の反論に対し、ラムザイヤー教授は「なぜこのようになったのかは分からないが、私がミスをした」とし「当惑している」と話したという。

ソク教授はラムザイヤー教授が自身の主張に同調する学者2人の書簡を提示したが、これも論文の問題点を指摘する文書を読んで立場を変えたと明らかにした。

一方、ラムザイヤー教授はハーバード大で主に日本法を研究しながら「日本の人権の先進化」などを講義している。三菱がハーバード大に設立した基金で任用された。ラムザイヤー教授は大学のホームページで「幼い頃を日本で過ごし、大学院で日本史を研究した」とし「東京大学で奨学金を受け、日本の複数の大学で講義をした」で自身を紹介した。2018年には日本政府から「旭日中綬章」を受けた。

最近、慰安婦被害者の被害事実と関東大地震当時の朝鮮人虐殺など歴史的事実を歪曲し、在日韓国人の差別を正当化するなどの論文で論議を呼んでいる。「ラムザイヤー教授の論文は学問的不法行為」として香港出身のマイケル・チェ米カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)経済学科教授が始めた連判状の署名は2000人に迫っている。



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