今月3日午後の京畿(キョンギ)道庁付近の桜通り(右)と昨年4月6日の京畿道庁付近の桜通り(左)。ノ・ミンギュ記者
6日、韓国気象庁によると、3月の平均気温(8.9度)は全国規模で観測所が設置された1973年以降で最も高かった。平年より3.1度高い。
最高気温(14.9度)と最低気温(3.4度)はともに最高値を記録した。これに先立ち、ソウルの桜の開花時期も平年より17日早い先月24日だった。1922年の観測以来、最も早かった。
これまで最も暖かかった3月は2018年(平均気温8.1度、最高気温14.3度)だった。今年3月は2・3・21・22日の4日間を除き、平年を上回る高い気温を維持した。
気象庁関係者は「寒の戻りが二度あったが平年水準にとどまり、3月は全般的に暖かさが強かった」と説明した。
気象庁は今年3月が暖かかった理由として、極地方の寒気が中緯度まで南下せず、春季の寒の戻りをもたらすシベリア高気圧が弱かったためだと説明した。
同時にラニーニャ現象まで発達し、水温が高くなった太平洋から上がってきた暖かい空気が韓半島(朝鮮半島)に多く流入して気温上昇につながった。ラニーニャは熱帯太平洋東側で海水面温度が低くなる現象で、反対側の西太平洋地域は海水面温度が上昇する。
気温上昇は他の国も同じだった。先月30日(現地時間)、英紙「デイリーテレグラフ」によると、この日ロンドンの最高気温は24.2度まで上昇した。1968年以降で最も暖かい日になったことが記録された。フランスも先月28日(現地時間)、日刊紙「ル・パリジャン」などによると、南西部に位置したビスカロッスの気温が27.4度を記録して1965年以来最も暑かった。
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