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現代車ブラジル工場、コロナ変異株拡散で1年ぶりに稼働停止

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ブラジル・サンパウロ州の現代自動車ブラジル工場の従業員が南米市場向け戦略モデル「HB20」を組み立てている。[写真 現代自動車グループ]

現代(ヒュンダイ)自動車のブラジル工場が稼動を一週間停止する。現地で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の変異ウイルス(P.1)が拡散しているためだ。

◆新型コロナ再拡散で3度目の稼働停止

29日、現代車内外によると、年間18万台の生産規模を持つ現代車のブラジル・ピラシカバ工場は来月5日まで稼動を停止することにした。現代車は「ブラジル政府がコロナ変種ウイルスの拡散を防ぐために、産業施設の一時停止の指示を出した」と説明した。現代車ブラジル工場には現在、約2500人が勤務している。


現地拠点都市のサンパウロから車で2時間30分の距離にある現代車ブラジル工場は、昨年3月と4月にも新型コロナの影響で生産を中断している。現代車の今回の措置は、ブラジル現地の新型コロナ変種ウイルスの拡散状況によって延長される可能性もある。現代車は一旦生産ラインは止めるが、事務職をはじめとする組立以外の必須業務は通常通り継続することにした。

ブラジルで現代車は市場シェアを伸ばしている。ことし1月、ブラジル自動車ディーラー協会によると、2020年の現代車の乗用車・商用車の販売実績は16万7443台、市場シェア4位(8.6%)だった。前年(7位)に比べて順位を3ランク上げた。1~3位はゼネラル・モーターズ(GM、17.4%)、フォルクスワーゲン(16.8%)、フィアット(16.5%)だ。

現代車に先立ち、フォルクスワーゲンは新型コロナ感染拡大による部品需給の支障により、来月4日までの12日間、稼働停止している状態だ。当時、フォルクスワーゲンは声明で「従業員と家族の健康のために一時操業を中断することになった。同期間、必須部門の稼働は維持される」と発表した。ブラジルで現在流行中のP.1変異ウイルスは、従来の新型コロナウイルスに比べ感染力が2.2倍に及び、再感染の確率も61%高いことが分かった。経済メディアウォールストリートジャーナル(WSJ)によると、現在ブラジルでの新型コロナによる死者の30%が60歳未満だ。



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