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<東日本大震災10年>菅直人当時首相「爆発隠した東京電力、現在も情報隠蔽中」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

東日本大震災から10年

菅直人

東日本大震災発生翌日の2011年3月12日午後3時36分、福島第一原発1号機から爆発音と共に白い煙が立ちのぼった。津波で原発の非常用電源が喪失して燃料棒が融解するメルトダウン(meltdown)が起き、これによって生成された水素ガスが水と反応して爆発を起こした。

菅直人当時首相はこの日午後5時、テレビを見て原発の水素爆発事実を知った。東京電力は首相にも報告しなかった。東日本大震災発生10年を迎えて、今月4日、東京の衆議員会館で会った菅直人氏(現在は衆議院議員)は「東京電力の情報隠蔽は今も続いている」と話した。

菅氏はまた「当時福島事故は人災だった」とし「(核燃料の搬出、汚染水処理などまだ問題が山積した状況で)『福島はコントロールされている』と言った安倍晋三前首相の言葉はオリンピック招致のための嘘」と批判した。菅氏は「福島の災害は今も続いている。発電所では汚染水が発生し続けており、1・2・3号機に貯まっているデブリ(溶け落ちた核燃料)は放射能数値が高くて手もつけられない。まともに収拾されるまでに50年かかるのか、100年かかるのか分からない状況だ」と話した。


菅氏は「(福島事故の)一次的な原因は地震と津波だったが、予備発電機が地下ではなく高地帯に設置されていたら津波による電力喪失はなかっただろう。地震と津波が頻繁に発生する国なのに設計過程で備えていなかった。そのような意味で人災とみることができる」と話した。



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