西海(ソヘ、黄海)を守る韓国海軍第2艦隊の中国側の相手は北海艦隊だ。司令部は山東省の青島にある。北海艦隊の正式名称は中国人民解放軍北部戦区海軍。北部戦区は吉林・遼寧・黒龍江省の東北3省と内モンゴル自治区、山東省を管轄する。中国は明らかにしていないが、韓半島(朝鮮半島)が管轄区域に含まれ、在韓米軍も暗黙的な対応相手だ。
中国は2015年に7大軍区を5大戦区に改編する際、山東省を東部戦区から切り離して北部戦区に付けた。中国軍事問題専門家のキム・テホ翰林大国際学大学院教授は「有事の際、韓半島に介入するためには海軍が必要だったため、北部戦区が北海艦隊を持っていった」と説明した。
北海艦隊の主要戦力には空母「遼寧」と漢級(091型)攻撃型原子力潜水艦(SSN)4隻が挙げられる。しかし全般的には台湾海峡と東シナ海の東海艦隊、南シナ海の南海艦隊に比べて古い船が多い。中国海軍が紛争が生じる可能性が高いと考える東海艦隊と南海艦隊に最新艦を集めているからだ。
しかし最近こうした基調が変わっている。昨年1月に就役した最新駆逐艦「南昌」が北海艦隊に籍を置いた。この駆逐艦は全長180メートル、満載排水量1万3000トンにのぼる大型駆逐艦だ。アジア最大の戦闘艦となる。
「南昌」は中国がステルス戦闘機まで探知すると誇る能動位相配列レーダー(AESA)を装着している。最大速度マッハ3(時速3675キロ)のYJ-18艦対艦ミサイル、核弾頭を搭載できるCJ-10艦対地ミサイルも搭載している。
キム・テホ教授は「北海艦隊は空母を運営し、これを護衛する戦力が必要であるため『南昌』を配備した」とし「中国海軍が拡張して余力が生じれば、北海艦隊にも最新艦が次々と入ってくるだろう」と予想した。北海艦隊が韓国に脅威という分析が出てくる背景だ。
北海艦隊には中国版海兵隊と呼ばれる海軍陸戦隊の2個旅団がある。北海艦隊の海軍陸戦隊は2017年12月に上陸訓練を実施した。当時、北朝鮮が長距離ミサイルを発射し、韓半島危機状況が高まった時だった。したがってこの訓練が韓半島介入を仮定した可能性がある。
北海艦隊航空隊のY-9JB電子戦・偵察機は韓国防空識別圏(KADIZ)をよく無断進入する軍用機だ。この偵察機は韓国空軍の対応能力を把握しながら同時に電波情報を収集している。
中国は2015年に7大軍区を5大戦区に改編する際、山東省を東部戦区から切り離して北部戦区に付けた。中国軍事問題専門家のキム・テホ翰林大国際学大学院教授は「有事の際、韓半島に介入するためには海軍が必要だったため、北部戦区が北海艦隊を持っていった」と説明した。
北海艦隊の主要戦力には空母「遼寧」と漢級(091型)攻撃型原子力潜水艦(SSN)4隻が挙げられる。しかし全般的には台湾海峡と東シナ海の東海艦隊、南シナ海の南海艦隊に比べて古い船が多い。中国海軍が紛争が生じる可能性が高いと考える東海艦隊と南海艦隊に最新艦を集めているからだ。
しかし最近こうした基調が変わっている。昨年1月に就役した最新駆逐艦「南昌」が北海艦隊に籍を置いた。この駆逐艦は全長180メートル、満載排水量1万3000トンにのぼる大型駆逐艦だ。アジア最大の戦闘艦となる。
「南昌」は中国がステルス戦闘機まで探知すると誇る能動位相配列レーダー(AESA)を装着している。最大速度マッハ3(時速3675キロ)のYJ-18艦対艦ミサイル、核弾頭を搭載できるCJ-10艦対地ミサイルも搭載している。
キム・テホ教授は「北海艦隊は空母を運営し、これを護衛する戦力が必要であるため『南昌』を配備した」とし「中国海軍が拡張して余力が生じれば、北海艦隊にも最新艦が次々と入ってくるだろう」と予想した。北海艦隊が韓国に脅威という分析が出てくる背景だ。
北海艦隊には中国版海兵隊と呼ばれる海軍陸戦隊の2個旅団がある。北海艦隊の海軍陸戦隊は2017年12月に上陸訓練を実施した。当時、北朝鮮が長距離ミサイルを発射し、韓半島危機状況が高まった時だった。したがってこの訓練が韓半島介入を仮定した可能性がある。
北海艦隊航空隊のY-9JB電子戦・偵察機は韓国防空識別圏(KADIZ)をよく無断進入する軍用機だ。この偵察機は韓国空軍の対応能力を把握しながら同時に電波情報を収集している。
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