専門家34人に対し、バイデン政権がトランプ政権の政策を継承するかどうかを事案別に尋ねた。10点標準(0点は「完全に排斥する」、10点は「完全に継承する」)で質問したが、対中国牽制用「クアッド(米国・日本・オーストラリア・インド参加)安保協議体構想」の継承点数が8.1点と最も高かった。ファーウェイ(華為技術)など中国産装備を5G通信網から排除する「クリーンネットワーク構想」の継承点数も7.7点にのぼった。中国に圧力を加えるためにトランプ政権が構想した政策の大きな骨格は維持する可能性が高いということだ。
康ジュン栄(カン・ジュンヨン)韓国外大国際地域大学院教授は「バイデン政権はトランプ政権のように『米国対中国』という1対1構図ではなく、米国の主導で規範を新しく設けて『(米国中心の)国際社会対中国」構図を追求する可能性が高い。中国を意識するしかない韓国を困らせることが多く発生すると予想される」と憂慮した。