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「論文ねつ造」黄禹錫氏「大統領賞取り消しは不当…賞金3億ウォン返還できない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大教授。中央フォト

ヒト胚性幹細胞(ES細胞)論文で「大韓民国最高科学技術者賞」を受賞したが、論文のねつ造が発覚して受賞が取り消しになった黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授が賞状だけを返還し、賞金は返還できないと明らかにした。

1日、科学技術情報通信部によると、黄氏は先月24日、「大韓民国最高科学技術者賞」の賞状と共に「授賞取り消しは不当で、賞金3億ウォンは当時国家に返納したので返還できない」という趣旨の意見書を送ってきた。

意見書には「叙勲法の叙勲取り消し理由(「功績が偽りと明らかになった場合、叙勲を取り消す」)に全く同意することはできない」「本人に最小限の意見書提出の機会も与えない点に対して、深い遺憾を表す」という内容が入っていた。


黄氏は「賞状は本意見書とともに登記郵便(書留に相当)で返還する」としながらも「ただし、賞金は2004年に全額そのまま国家基礎技術研究会(現国家科学技術研究会・NST)を通じて国家に返納した」として返還は難しいと明らかにした。

これに先立ち今年10月、科学技術情報通信部は黄氏に授けた大韓民国最高科学技術者賞が「叙勲功績が嘘」であることが明らかになって取り消されたことから、11月30日までに賞状と賞金を返還するよう通知していた。

科学技術情報通信部は賞金返還拒否に対して関連規定を検討中で、黄氏の意見が妥当でないことが判明したにもかかわらず返還しない場合には法的対応に出るという立場だ。

黄氏は2004年ヒトES細胞を世界で初めて培養して抽出した研究結果を国際学術誌「サイエンス」に発表したが、論文ねつ造が明らかになって2005年ソウル大学を罷免された。



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