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王毅中国外相「習首席の訪韓、韓国のコロナ完全制御後に可能」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

26日、韓国外交部を訪問した王毅中国外相が康京和韓国外相と会談前にひじで挨拶を交わしている。[写真 共同取材団]

訪韓中の王毅中国国務委員兼外相が26日、習近平中国国家主席の訪韓について「条件が熟せば訪問が実現するだろう」とし「条件は、韓国が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)を完全に制御すること」と述べた。韓国の新型コロナの新規感染者が8カ月間で最多の583人まで増加した状況で、事実上年内の訪韓は困難ということだ。 

また、「完全な制御」という言及により青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)が8月に習首席の訪韓条件として説明した「新型コロナの安定」よりもはるかに厳しい基準を提示したことになる。当時、楊潔チ中国共産党外交担当政治局員は徐薫(ソ・フン)青瓦台国家安保室長と釜山(プサン)で会談を行い、習首席の訪韓条件や日程について合意した。 

王外相はこの日午前、外交部庁舎で康京和(カン・ギョンファ)外相と会談を終えた後、取材陣と会って「韓国の大統領の複数回にわたる(習首席の)国賓招待に感謝している」とし「重要なのは訪問の条件を作り続けることで、条件が熟せば、訪問が実現するだろう」と述べた。


「訪韓条件が熟す基準」を改めて問う取材陣に、王外相は「今、みんなマスクをしているではないか。このようなことが影響を及ぼす」とし「それは必ずしもコロナが終わった後とは言えない」と述べた。続けて「重要なのは(韓国が新型コロナを)完全に制御すること」とし「何が(どのような状態が)完全に制御することなのかは双方が協議できる」と付け加えた。

王外相は会談の冒頭発言で、2月に習首席が文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で述べた守望相助(有事に助け合う)に言及し、新型コロナ禍の中での両国の協力を強調した。

また、王外相は、今回の訪韓は米国に対する牽制のためとみなすことができるかという質問に対して「この世界には米国だけいるわけではない。韓中は隣国」と答えた。その後、数回米中競争に関する質問が続くと、王外相は「外交はそれほど簡単ではない」とし、即答を避けた。最後まで、米国を直接的に批判する言及は避けている様子だった。

北朝鮮問題については「率直に言うと、会談時間が足りず韓半島(朝鮮半島)問題は話せなかった」とし「ビジネスランチで協議する」と答えた。この日の会談は、王部長の遅刻により予定時間より遅れて10時25分から始まった。



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