22日、若者たちで賑わう東京渋谷の中心にある「SHIBUYA109」タワーに韓国の大手事務所JYP所属のガールズグループNiziU(ニジュー)の大型広告看板が登場した。電光掲示板では翌月2日に発売されるNiziUの1stアルバム『Sweet bomb』の広告映像が繰り返し流れていた。NiziUに関連した商品を販売するポップアップストアは9日前から入場券の第1次予約販売が始まったが、数万人のファンが集まって早々に締め切られた。
NiziUは12月31日に放送されるNHK紅白歌合戦にも出演する。一年間、最も人気があり話題になった歌手だけが出演できるこの番組に、まだ正式デビューさえ果たしていないNiziUが出演することになったのだ。
反面、12年連続紅白歌合戦に出演してきた現地のガールズグループAKBは今年は名簿から外れ、日本歌謡界の一大事件として受け止められた。音楽ファンの間からは「時代が変わった」という言葉が出た。
NiziUは韓国の企画会社JYPエンターテインメントと日本のレコード会社ソニーミュージックが共同で進めたグローバルオーディション「Nizi Project(ニジプロジェクト)」を通じて誕生した。メンバー9人全員が日本人(1人は米国二重国籍者)で、初めから日本市場を通した世界進出を念頭に置いてスタートしたプロジェクトだった。
昨年7月から日本8都市と米国ハワイ、ロサンゼルスで行われたグローバル・オーディションを通じて、1万人を超える応募者が参加した。このオーディション過程はYouTube(ユーチューブ)やオンライン動画プラットフォーム(OTT)であるHulu(フールー)や地上波の日本テレビを通じて公開された。
新しい回が公開されるたびにオーディション参加者の名前がYahoo!Japanのリアルタイム検索語に上がる一方、「真実、誠実、謙遜」を強調するプロデューサー、パク・ジニョン氏の発言は「名言集」としてシェアされた。
6月30日に発売されたNiziUのプレデビューアルバム『Make you happy』はオリコンランキングなど日本の各種音源チャートを席巻したのはもちろん、中国、香港、台湾、マレーシアでもチャート上位を占めた。
韓国コンテンツ振興院日本センター長のファン・ソンヘ氏は「韓国で検証済みのオーディション番組というフォーマット、JYPのトレーニングとプロデューシング能力、日本ソニーミュージックの現地パワー、パク・ジニョン個人のキャラクターなどのさまざまな強みの要素があった。韓国と日本がそれぞれ得意な部分を戦略的に協業したことが世界に通じた」と分析した。
NiziUの成功形態はエンターテインメント業界でも新しい。2000年代に歌手BoA(ボア)が日本エイベックミュージックを通じて日本現地化に成功した事例だったとしたら、2010年を前後にKARA、少女時代、東方神起など韓国歌手が日本に輸出されてK-popジャンルを広めた。
次にTWICE(トゥワイス)、IZ*ONE(アイズワン)のように外国人メンバーが加入したアイドルグループが最近までのトレンドだった。
ところがNiziU(ニジュー)は全員日本人メンバーで、韓国でのトレーニングを経て日本でK-popを歌う。今までなかった新しい次元のエンターテインメントコンテンツが世の中に出てきたといえよう。
NiziUの登場は日本J-pop市場とエンターテインメント業界を緊張させている。日本のエンタメ誌「日経エンタテインメント!」は最近、「(NiziUは)デビュー後、日本市場を舞台にどのような活躍をし、日本に軸足を置きながらいかにグローバルで活躍するのか」とし「その手法に、今後の日本のアイドル産業が目指すグローバルへの道が見いだせるかもしれない」と評価した。
「NiziU」の成功…「韓日が戦略的に提携すれば世界で通じる」(2)
NiziUは12月31日に放送されるNHK紅白歌合戦にも出演する。一年間、最も人気があり話題になった歌手だけが出演できるこの番組に、まだ正式デビューさえ果たしていないNiziUが出演することになったのだ。
反面、12年連続紅白歌合戦に出演してきた現地のガールズグループAKBは今年は名簿から外れ、日本歌謡界の一大事件として受け止められた。音楽ファンの間からは「時代が変わった」という言葉が出た。
NiziUは韓国の企画会社JYPエンターテインメントと日本のレコード会社ソニーミュージックが共同で進めたグローバルオーディション「Nizi Project(ニジプロジェクト)」を通じて誕生した。メンバー9人全員が日本人(1人は米国二重国籍者)で、初めから日本市場を通した世界進出を念頭に置いてスタートしたプロジェクトだった。
昨年7月から日本8都市と米国ハワイ、ロサンゼルスで行われたグローバル・オーディションを通じて、1万人を超える応募者が参加した。このオーディション過程はYouTube(ユーチューブ)やオンライン動画プラットフォーム(OTT)であるHulu(フールー)や地上波の日本テレビを通じて公開された。
新しい回が公開されるたびにオーディション参加者の名前がYahoo!Japanのリアルタイム検索語に上がる一方、「真実、誠実、謙遜」を強調するプロデューサー、パク・ジニョン氏の発言は「名言集」としてシェアされた。
6月30日に発売されたNiziUのプレデビューアルバム『Make you happy』はオリコンランキングなど日本の各種音源チャートを席巻したのはもちろん、中国、香港、台湾、マレーシアでもチャート上位を占めた。
韓国コンテンツ振興院日本センター長のファン・ソンヘ氏は「韓国で検証済みのオーディション番組というフォーマット、JYPのトレーニングとプロデューシング能力、日本ソニーミュージックの現地パワー、パク・ジニョン個人のキャラクターなどのさまざまな強みの要素があった。韓国と日本がそれぞれ得意な部分を戦略的に協業したことが世界に通じた」と分析した。
NiziUの成功形態はエンターテインメント業界でも新しい。2000年代に歌手BoA(ボア)が日本エイベックミュージックを通じて日本現地化に成功した事例だったとしたら、2010年を前後にKARA、少女時代、東方神起など韓国歌手が日本に輸出されてK-popジャンルを広めた。
次にTWICE(トゥワイス)、IZ*ONE(アイズワン)のように外国人メンバーが加入したアイドルグループが最近までのトレンドだった。
ところがNiziU(ニジュー)は全員日本人メンバーで、韓国でのトレーニングを経て日本でK-popを歌う。今までなかった新しい次元のエンターテインメントコンテンツが世の中に出てきたといえよう。
NiziUの登場は日本J-pop市場とエンターテインメント業界を緊張させている。日本のエンタメ誌「日経エンタテインメント!」は最近、「(NiziUは)デビュー後、日本市場を舞台にどのような活躍をし、日本に軸足を置きながらいかにグローバルで活躍するのか」とし「その手法に、今後の日本のアイドル産業が目指すグローバルへの道が見いだせるかもしれない」と評価した。
「NiziU」の成功…「韓日が戦略的に提携すれば世界で通じる」(2)
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