中国軍がマイクロ波(極超短波)の武器を使用してインド軍を退けたという中国学者の主張に対し、インド側が「フェイクニュース」だとして反発した。
インド軍の幹部は18日(現地時間)、現地日刊紙ザ・タイムズ・オブ・インディアのインタビューで、「中国の一部のメディアが報道したマイクロ波の武器の使用は根拠のない主張だ」とし「こうした主張は国境紛争地で続いている心理戦の一つ」と一蹴した。この幹部は「中国軍が8月末、パンゴン湖の南側地域をわが軍に奪われた衝撃から抜け出せないようだ」と語った。
これに先立ち中国人民大国際関係学院副院長の金燦栄教授は11日、中国版ツイッター「ウェイボ(微博)」の講座で、中国がインドと対峙する国境紛争地でマイクロ波の武器を使用したと明らかにした。
金教授によると、インドは8月29日、約1500人の「チベット特殊部隊」を動員し、パンゴン湖南側の丘の高地2カ所を奇襲占領した。パンゴン湖はヒマラヤ山脈の海抜4200メートルに位置するインド北部ラダック近隣にある。パンゴン湖付近は両国間の代表的な国境紛争地で、両国が主張する統制ラインの位置が異なるため摩擦が頻繁に生じる。
この地域を戦略的要衝地として使用する中国軍は、インド軍の高地占領に打撃を受け、西部戦区の奪還を命じた。しかし銃を使用できないというのが問題だった。双方ともに国境で紛争拡大を避けるために通常兵器を使用していない。このため中国軍はマイクロ波攻撃を考案したというのが、金教授の説明だ。山の麓とにマイクロ波の武器を配備し、丘の上に向けてマイクロ波を発射したということだ。
金教授は「丘の頂上があたかも電子レンジのようになり、高地を占領していたインド軍特殊部隊は15分で全員が嘔吐して退却した」と述べた。ただ、中国軍がこの武器を使用した時点は明らかにしなかった。
しかし香港明報によると、インドメディアも10月初め、インド軍がマイクロ波攻撃を受け、激しいめまいと嘔吐の症状が表れたと報道していたという。金教授の主張は、米国の中国語ニュースウェブサイト多維で紹介され、関心を集めた。
マイクロ波の武器は電磁波を発射して電子装備を破壊したり人を殺傷したりする装備。ニューヨークタイムズ(NYT)は極超短波が鉄やコンクリートも通過して耳でなく側頭葉にそのまま伝わり、脳の神経を損傷させると伝えた。
一方、金教授の主張に対し、韓国の軍事専門家の間では懐疑的な見方が多い。特に、中国軍がマイクロ波の武器を海抜4200メートルまでどのように移動させたかが疑問という指摘だ。この武器はトラックに載せて運ばなければならないが、ヒマラヤ山脈の地形上、容易でないということだ。マイクロ波の武器を使用するためには該当装備だけでなく、膨大な量の電力を生産する発電機と燃料も必要だ。
インド軍の幹部は18日(現地時間)、現地日刊紙ザ・タイムズ・オブ・インディアのインタビューで、「中国の一部のメディアが報道したマイクロ波の武器の使用は根拠のない主張だ」とし「こうした主張は国境紛争地で続いている心理戦の一つ」と一蹴した。この幹部は「中国軍が8月末、パンゴン湖の南側地域をわが軍に奪われた衝撃から抜け出せないようだ」と語った。
これに先立ち中国人民大国際関係学院副院長の金燦栄教授は11日、中国版ツイッター「ウェイボ(微博)」の講座で、中国がインドと対峙する国境紛争地でマイクロ波の武器を使用したと明らかにした。
金教授によると、インドは8月29日、約1500人の「チベット特殊部隊」を動員し、パンゴン湖南側の丘の高地2カ所を奇襲占領した。パンゴン湖はヒマラヤ山脈の海抜4200メートルに位置するインド北部ラダック近隣にある。パンゴン湖付近は両国間の代表的な国境紛争地で、両国が主張する統制ラインの位置が異なるため摩擦が頻繁に生じる。
この地域を戦略的要衝地として使用する中国軍は、インド軍の高地占領に打撃を受け、西部戦区の奪還を命じた。しかし銃を使用できないというのが問題だった。双方ともに国境で紛争拡大を避けるために通常兵器を使用していない。このため中国軍はマイクロ波攻撃を考案したというのが、金教授の説明だ。山の麓とにマイクロ波の武器を配備し、丘の上に向けてマイクロ波を発射したということだ。
金教授は「丘の頂上があたかも電子レンジのようになり、高地を占領していたインド軍特殊部隊は15分で全員が嘔吐して退却した」と述べた。ただ、中国軍がこの武器を使用した時点は明らかにしなかった。
しかし香港明報によると、インドメディアも10月初め、インド軍がマイクロ波攻撃を受け、激しいめまいと嘔吐の症状が表れたと報道していたという。金教授の主張は、米国の中国語ニュースウェブサイト多維で紹介され、関心を集めた。
マイクロ波の武器は電磁波を発射して電子装備を破壊したり人を殺傷したりする装備。ニューヨークタイムズ(NYT)は極超短波が鉄やコンクリートも通過して耳でなく側頭葉にそのまま伝わり、脳の神経を損傷させると伝えた。
一方、金教授の主張に対し、韓国の軍事専門家の間では懐疑的な見方が多い。特に、中国軍がマイクロ波の武器を海抜4200メートルまでどのように移動させたかが疑問という指摘だ。この武器はトラックに載せて運ばなければならないが、ヒマラヤ山脈の地形上、容易でないということだ。マイクロ波の武器を使用するためには該当装備だけでなく、膨大な量の電力を生産する発電機と燃料も必要だ。
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