「犯罪」を最も恐れていた韓国社会が現在の最大の不安要因に「新種疾病」を選んだ。「経済的リスク」への危機感も高まった。新型コロナウイルス感染症が全国民的な悩みになっているからだ。
統計庁が18日に発表した「2020年社会調査結果」によると、韓国社会の最も大きな不安は「新種疾病」(32.8%)であることが分かった。2018年の調査で「疾病」は2.9%にすぎなかったが、29.9ポイントも増えた。
統計庁は生活の質に関する国民の関心事と主観的意識を把握するため、10の部門を半分ずつに分けて隔年で調査している。今年は家族、教育と訓練、健康、犯罪と安全、生活環境の5つの部門の調査を行った。調査は5月13-28日に実施され、全国1万9000標本世帯の満13歳以上の世帯構成員約3万8000人を対象にした。
◆コロナで韓国の不安1位「疾病」、2位「経済」
「疾病」に次いで韓国社会に不安を抱かせる要因は「経済的リスク」(14.9%)だった。2年前は「犯罪」(20.6%)に対する不安が最も多く、その次が「環境汚染」(13.5%)だった。統計庁の関係者は「新型コロナの感染拡大で国民の意識と関心事が該当分野に移ったと解釈している」と話した。
疾病と共に健康に対する関心が高まり、「適当な睡眠」(80.1%)、「規則的な運動」(40.9%)、「定期的な健康診断」(80.7%)を実践している人は、2年前に比べそれぞれ2.6ポイント、2.6ポイント、0.3ポイント増えた。「朝食をとる」(64.8%)は2.5ポイント減少した。
◆ストレス、夜道に不安を感じる女性多い
回答者の半分が現在の自分の健康状態を「良い」(50.4%)と評価した。「日常生活でストレスを受ける」という回答は50.5%と、2年前に比べ3.9ポイント減少したが、女性(53.4%)が男性(47.7%)より多くのストレスを受けていることが分かった。
韓国社会が安全になったと感じる人は増えているが、依然として女性の2人に1人は夜に一人で歩くことに不安を感じている。「5年前と比較すると社会が安全になったと考える」と回答した人は38.8%と、2年前に比べて11.1ポイント増加した。ただ、49.8%の女性は「夜道を一人で歩くのは不安」と答え、年齢が低いほど不安を感じる人が多かった。男性は16.9%が夜道の歩行を「不安」と答えた。
◆非婚出産「可能」増える
最近、芸能人サユリ(41、藤田小百合)が非婚の出産を選択した事実を公開したことで「非婚の母」をめぐる議論がある中、結婚文化に対する韓国社会の見解も変化していることが分かった。「非婚で子どもを持つことができる」と考える人は30.7%と、2012年(22.4%)以降増加している。「結婚せずに一緒に暮らすことができる」という回答も59.8%と、2012年(45.9%)以降増えている。
環境問題では「粒子状物質」(72.9%)に最も不安感を抱いている。このほか「放射能」(47.9%)、「有害化学物質」(46%)、「気候変動」(45.4%)、「農薬・化学肥料」(37.3%)、「水道水」(25.3%)が後に続いた。
統計庁は今回の調査で、教育部門の項目に「オンライン学習」を追加した。過去1年間にインターネット(モバイル)などで教育または訓練を受けた人は41.1%だった。10代は93.4%が学業のためにオンライン学習を経験し、30-50代は会社員必須教育、60歳以上は人文・教養・趣味をオンライン学習した人の比率が高かった。
統計庁のカン・ユギョン社会統計企画課長は「新型コロナ事態以前からオンライン学習の需要が増えている」とし「社会調査は国民の意識に関する調査であり、社会的な関心事が変われば専門家と議論して新しい項目を追加したりもする」と説明した。
統計庁が18日に発表した「2020年社会調査結果」によると、韓国社会の最も大きな不安は「新種疾病」(32.8%)であることが分かった。2018年の調査で「疾病」は2.9%にすぎなかったが、29.9ポイントも増えた。
統計庁は生活の質に関する国民の関心事と主観的意識を把握するため、10の部門を半分ずつに分けて隔年で調査している。今年は家族、教育と訓練、健康、犯罪と安全、生活環境の5つの部門の調査を行った。調査は5月13-28日に実施され、全国1万9000標本世帯の満13歳以上の世帯構成員約3万8000人を対象にした。
◆コロナで韓国の不安1位「疾病」、2位「経済」
「疾病」に次いで韓国社会に不安を抱かせる要因は「経済的リスク」(14.9%)だった。2年前は「犯罪」(20.6%)に対する不安が最も多く、その次が「環境汚染」(13.5%)だった。統計庁の関係者は「新型コロナの感染拡大で国民の意識と関心事が該当分野に移ったと解釈している」と話した。
疾病と共に健康に対する関心が高まり、「適当な睡眠」(80.1%)、「規則的な運動」(40.9%)、「定期的な健康診断」(80.7%)を実践している人は、2年前に比べそれぞれ2.6ポイント、2.6ポイント、0.3ポイント増えた。「朝食をとる」(64.8%)は2.5ポイント減少した。
◆ストレス、夜道に不安を感じる女性多い
回答者の半分が現在の自分の健康状態を「良い」(50.4%)と評価した。「日常生活でストレスを受ける」という回答は50.5%と、2年前に比べ3.9ポイント減少したが、女性(53.4%)が男性(47.7%)より多くのストレスを受けていることが分かった。
韓国社会が安全になったと感じる人は増えているが、依然として女性の2人に1人は夜に一人で歩くことに不安を感じている。「5年前と比較すると社会が安全になったと考える」と回答した人は38.8%と、2年前に比べて11.1ポイント増加した。ただ、49.8%の女性は「夜道を一人で歩くのは不安」と答え、年齢が低いほど不安を感じる人が多かった。男性は16.9%が夜道の歩行を「不安」と答えた。
◆非婚出産「可能」増える
最近、芸能人サユリ(41、藤田小百合)が非婚の出産を選択した事実を公開したことで「非婚の母」をめぐる議論がある中、結婚文化に対する韓国社会の見解も変化していることが分かった。「非婚で子どもを持つことができる」と考える人は30.7%と、2012年(22.4%)以降増加している。「結婚せずに一緒に暮らすことができる」という回答も59.8%と、2012年(45.9%)以降増えている。
環境問題では「粒子状物質」(72.9%)に最も不安感を抱いている。このほか「放射能」(47.9%)、「有害化学物質」(46%)、「気候変動」(45.4%)、「農薬・化学肥料」(37.3%)、「水道水」(25.3%)が後に続いた。
統計庁は今回の調査で、教育部門の項目に「オンライン学習」を追加した。過去1年間にインターネット(モバイル)などで教育または訓練を受けた人は41.1%だった。10代は93.4%が学業のためにオンライン学習を経験し、30-50代は会社員必須教育、60歳以上は人文・教養・趣味をオンライン学習した人の比率が高かった。
統計庁のカン・ユギョン社会統計企画課長は「新型コロナ事態以前からオンライン学習の需要が増えている」とし「社会調査は国民の意識に関する調査であり、社会的な関心事が変われば専門家と議論して新しい項目を追加したりもする」と説明した。
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