サイバー攻撃
英国ガーディアンなどが19日に伝えたところによると、英外務省と米司法省はロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の「74455部隊」が2018年2月の平昌冬季五輪とパラリンピックを目標に悪意のサイバー攻撃を加えた事実を確認したと発表した。こうした事実は英国家サイバーセキュリティセンターと米情報機関の共同作業を通じて明らかになった。
英国政府によると、ハッカーは五輪組織委員会と主要パートナー企業のコンピュータに「オリンピックデストロイヤー」という悪性コードを仕込んで攻撃した。これにより2018年2月9日の開幕式の途中でコンピュータ300台が損傷し、サーバー50台が破壊されインターネット接続が途切れた。
GRUは最近まで東京五輪を目標にサイバー攻撃を試みていたことがわかった。偽のウェブサイトとオンラインアカウントを作ってユーザーの情報を引き出そうとしたというのが英国政府の説明だ。ただ具体的な攻撃方法と成功の可否は明らかにしなかった。
これと関連し日本の加藤勝信官房長官は「関連事態に備えるために米英政府と緊密に協力している。民主主義の基盤を揺るがしかねない悪意あるサイバー攻撃は看過できない」と話した。
東京五輪組織委員会も声明を出し、「サイバーセキュリティは五輪開催成功の重要な要素」と明らかにした。
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