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「新生児を20万ウォンで養子縁組」 母親はなぜフリマアプリに投稿したのか=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

フリーマーケット・アプリケーション「タングンマーケット」

フリーマーケット・アプリケーション「タングンマーケット」に生後36週の赤ん坊を販売するという文章を投稿した母が警察の取り調べで誤った行動であることに気付いて文章をすぐに削除し、心より反省していると明らかにした。

済州(チェジュ)地方警察庁は20万ウォンで自身が産んだ赤ちゃんを養子に出したいと文章を載せた未婚の母Aさんを対象に1回の取り調べを行ったと18日、明らかにした。Aさんは「赤ちゃんの父が現在いない状態で子どもを産んだ後、シングルマザーサポートセンターで赤ちゃんを養子に出す手続き相談を受けることになり腹が立った。というわけで(タングンマーケットに)文章を書き込んだ」と述べた。

Aさんが当初販売文を載せた時は「36週の子ども」と作成したが、実際には13日赤ちゃんを済州市のある産婦人科で出産したことが警察の取り調べの過程で確認された。Aさんは出産3日後である16日、産後調理院(産後のケアー施設)に入所した初日に販売文を書き込んだ。


警察関係者は「Aさんが年齢は小さいのに望まない妊娠をして予定日より早く突然出産した状況を考えてアプローチすべきだ」として「フリーマーケット・アプリに掲載した行動を心より反省しており、その他には現実的に正常な出産でなく経済的にも余裕がない状況」と明らかにした。

無職で出産したAさんは親から助けられる状況でなく、子どもの父も子どもを養育する状況でないということが分かった。Aさんはタングンマーケットのユーザーが養子縁組の理由を尋ねると「子どもの父がそばにいなくて一人で育てることが難しい」と答えた。

警察はAさんが赤ちゃんを養子縁組する条件として20万ウォン(約1万8000円)の金を受け取るといった点などに基づいてAさんが産後調理院を出れば児童福祉法違反の是非などを調べる方針だ。捜査とは別に警察は嬰児と妊婦への支援策を模索している。Aさんは産後調理院出所後、シングルマザーサポート施設に移動する予定だ。

元喜龍(ウォン・ヒリョン)済州道知事は18日、自身のフェイスブックに「済州に住む方なので責任感も感じる」として「一人で育てることができなければ、養子縁組の手続きなどわが社会が子どもを育てられるように助けるべきだ」と明らかにした。



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