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明かり消える銀座…高級すし屋・152年伝統の弁当屋も廃業(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

銀座の大通りにあるすし屋の店先に、新型コロナの影響で9月30日から休業に入るという案内文が張り出されている。ユン・ソルヨン特派員

◆ファッションブランド旗艦店やニコンプラザも離れる…銀座の地価、9年ぶりに下落

銀座を離れているのは飲食店だけではない。高級ファッションブランド入居ビル「ギンザ・タイムレス・エイト(GINZA TIMELESS 8)」は銀座8丁目にある建物を最近売却し、9月末に店舗をすべて撤収させた。

写真家の間で夢の展示場とも呼ばれる「ニコンプラザ銀座」も10月末に閉店する。152年の伝統を誇る弁当専門店「辨松」も新型コロナの寒波に耐えることができず廃業した。高級タクシー会社「東京リムジン」は銀座営業所を7月1日付けで閉鎖した。


おもちゃ屋「博品館」のレストラン6カ所中3カ所が休業に入るなど、至るところで「休業」「廃業」を伝える案内が張り出されているのを難なく目にすることができる。不動産開発会社「サンフロンティア不動産」は「銀座地域の店舗解約率が3~4倍程度増加している」としながら「現在まで解約通知が入ったところを合わせると空室率は7%程度まで上昇すると予想する」と分析した。

このような影響は先月29日、国土交通省が発表した「2020年基準地価」にも現れている。全国で最も地価が高かった銀座2丁目の「明治屋銀座ビル」の地価は1平方メートルあたり4100万円で、前年度に比べて5.1%下落した。地価下落は2011年東日本大震災以降、初めてだ。

◆新型コロナ一発で「五輪バブル」崩壊の懸念も

全国平均地価も3年ぶりに0.6%下落した。日本経済新聞は「都市部の開発をけん引した訪日客需要が消失、都心商業地の減速感が強まった」としながら「昨年までは堅調な景気や訪日客の増加、低金利を背景とした投資マネーの流入などを受けて地価は緩やかに上昇してきた。コロナの感染拡大でけん引役を失った状態」と分析した。

三井住友トラスト基礎研究所の馬場高志部長は朝日新聞に対して「五輪の短い期間を見越していろいろ造っていたが、供給過多は否めなかった。需要は減り、今後の見通しは危うい」としながら「五輪バブル」の崩壊を懸念した。

ただし、過去のバブル崩壊やリーマンショックの時とは状況が違うという分析もある。帝国データバンク東京支社情報部の丸山昌吾情報取材課長はフォーリンプレスセンターでのブリーフィングで「過去の危機の時と大きく違うのは株価があまり落ちていないということ」としながら「投資の意欲も新型コロナ収束の動きによって回復してくる可能性があり、あまりネガティブに捉えなくてもいいのではないかという意見もある」と分析した。


明かり消える銀座…高級すし屋・152年伝統の弁当屋も廃業(1)

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