14万人、75万人、次は?
昨年6月にネイバーVライブを通じた英ウェンブリー公演生中継で14万人を携帯電話とPCの前に集め、6月ウィバースショップで行った初めてのオンライン有料コンサートで75万人の観客を集めてギネス世界記録を打ち立てオンライン公演のパラダイムを変えてきた防弾少年団(BTS)が新たな挑戦に出た。10~11日に行われるオンラインコンサート「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」は前回のオンラインコンサートより8倍多い制作費を投じ、4つの大型ステージを設置して、拡張現実(AR)と拡張現実(XR)など先端技術を活用した演出で新たな1ページを開いた。
所属事務所のビッグヒットエンターテインメントは8月、「ただひとつ(ONE)だけのオンラインエディション(ONline Edition)という意味でオフライン公演とオンラインストリーミングを同時に進める」としてコンサート開催を明らかにしたが、新型コロナウイルスの状況が深刻化しオンラインだけで開催することになった。4月に予定されたワールドツアーがキャンセルされ苦悩に陥った彼らは全面再修正に出た。仁川(インチョン)パラダイスで行ったコンサートが防弾少年団の部屋に招くというコンセプトでこぢんまりとした演出を試みたならば、ソウル・オリンピック公園体操競技場(KSPOドーム)で開かれた大型ステージ4つを行き来しながら繰り広げられた今回の公演は雄壮なスケールを誇り、それぞれ違った空間で公演を見るようなイメージを演出した。
◇宇宙の真ん中に浮いているような恍惚感を演出
「みなさんが知っている防弾少年団(BTS)と、私たちが知っているアーミー(ファンクラブ)は文字通り強い。私たちはいつもそうしてきたように方法を探すだろう。もし方法がないなら一緒に新しい地図を再び描こう。私たちは依然としてつながっている。波が押し寄せ風が吹き寄せ雨や雪が降っても私たちを止めることはできないだろう。自らを信じよう」。
全世界のアーミーに英語で伝えたRMの抱負のように、彼らは7年間積み重ねた音楽的キャリアを圧縮的に広げてみせた。2月に発表したフルアルバム4集タイトル曲『ON』と2013年にリリースされたミニバルバム1集タイトル曲『N.O』をはじめ、巨人RMを3次元で表現したRMの『Persona』や、小説『星の王子さま』のワンシーンのようにJINの『Moon』など、メンバーごろの個性を最大に生かしたステージが160分間24曲にわたり続いた。
先端技術が総動員されたステージ演出は一瞬も画面から目を離せなくさせた。JIMINが紹介した「さらに広い世界で歌えるようにした曲、防弾少年団とアーミーの存在が大衆的に知らされた曲、夢を持って初めて世界に出てきた曲」の3曲がハイライトを飾った。『DNA』はさまざまな星と惑星で彩られた宇宙の真ん中に浮いているような恍惚感を、『DOPE』はエレベーター形のステージが垂直上昇し、砂漠から雪原まで通り過ぎていくスリル感を贈った。
『DNA』は2017年のミニアルバム5集『LOVE YOURSELF 承“Her”』のタイトル曲で、米ビルボードのシングルチャート67位、アルバムチャート7位に上がり、現在の順調な道のりを開いてくれた曲で、『DOPE』は2015年のミニアルバム3集『花様年華 pt.1』収録曲で海外ファンダムに火を付けた曲だ。新たに編曲した2013年デビュー曲『No More Dream』は公演末尾の「Dream」という字に変わり来月発表予定の新曲に対する期待感をかもし出したりもした。
◇「BTSへの歓声1年ぶりに…とても懐かしかった」
アーミーの活躍も際立って見えた。過去のオンラインコンサートではチャットだけで疎通が可能だったが、今回のコンサートでは世界各地のファンの姿がモニターに表示され、ステージをともにした。事前応募を通じて当選した人たちをランダムに照らし最大限多くのファンと一緒になれるようにした。JINは「今度は1段階アップグレードされ画面でアーミーの顔と声に会えるようになった。『BTS! BTS!』という歓声をほぼ1年ぶりに聞いた。とても懐かしかった」として感激した。J-HOPEは「非対面公演を通じてリアルタイムで一緒にでき80%は良いが、直接目を合わせて疎通できなくて20%は残念。1日も早くコロナが終息し、直接会って公演できるよう願う」と話した。公演中はスカーフやフード、仮面などを活用して口を覆ったバックダンサーの姿も新型コロナウイルスがもたらした新しい風景だった。
8月に発表した英語シングル『Dynamite』で韓国歌手最初に米ビルボードシングル チャート「ホット100」で1位になってからも6週間にわたり最上位圏を維持しているが、新型コロナウイルスにより計画が狂い体験した苦労を打ち明けたりもした。JIMINは「少しでも愉快に気分転換できればとの気持ちで発表した曲だが過度に大きなプレゼントをもらったようだ」と明らかにした。「アンコールステージから集中するのが難しかった」という彼はついに涙を流し、「メンバーと楽しく公演しみなさんとともに遊んで幸せを分かち合うのが一番したいことだったのに、なぜこんなことを経験しなければならないのかわからない。メンバーがとても楽しく駆け回るのを見てこみ上げてきた。みなさんが送ってくれた希望が画面を通して伝わった。本当に感謝する」と付け加えた。
◇「なぜこんなことを経験しなければならないのか」恨んだりも
RMは「防弾少年団は7人ではなく、あなたと私、そして私たちみんなの話になるだろう」という言葉で公演を締めくくった。彼は「私たちの最初の行進は7人が集まりとても小さな夢から始まった。世界の門は堅固で壁も高く、私たちを簡単に許さなかった」と話した。続けて「だが世界の道はひとつではないため、その道程で多くの人と会い、小さいけれど大きな行進になった。私たちに音楽は言葉であり地図は夢だ。それぞれ違う言葉でそれぞれ違う話を歌いながら永遠に一緒に行進するだろう」と付け加えた。
今回の公演が新たに書くことになる記録も関心事だ。子会社BNXで作ったコミュニティプラットフォームのウィバースショップで初めて公開した過去の公演は、有料ファンクラブ加入者は2万9000ウォン、未加入者は3万9000ウォンで最小220億ウォンのチケット収益を記録した。今回の公演は価格をより多様化した。それぞれ異なる6つの画面を同時に楽しめるマルチビューは4万9500ウォン、オンライン展示とともに見られる統合券は6万1000ウォンに設定し、有料ファンクラブ会員だけ購入できる4Kが追加されたオプションはそれぞれ5万9500ウォンと7万1000ウォンだ。11日まで2日間にわたり開催されるため過去のオンラインコンサートの観覧客75万人を超え数百億ウォンのチケット収益を記録するものとみられる。10日の公演でファンが応援用のケミカルライトを通じて送った応援メッセージだけで1億件を突破した。
昨年6月にネイバーVライブを通じた英ウェンブリー公演生中継で14万人を携帯電話とPCの前に集め、6月ウィバースショップで行った初めてのオンライン有料コンサートで75万人の観客を集めてギネス世界記録を打ち立てオンライン公演のパラダイムを変えてきた防弾少年団(BTS)が新たな挑戦に出た。10~11日に行われるオンラインコンサート「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」は前回のオンラインコンサートより8倍多い制作費を投じ、4つの大型ステージを設置して、拡張現実(AR)と拡張現実(XR)など先端技術を活用した演出で新たな1ページを開いた。
所属事務所のビッグヒットエンターテインメントは8月、「ただひとつ(ONE)だけのオンラインエディション(ONline Edition)という意味でオフライン公演とオンラインストリーミングを同時に進める」としてコンサート開催を明らかにしたが、新型コロナウイルスの状況が深刻化しオンラインだけで開催することになった。4月に予定されたワールドツアーがキャンセルされ苦悩に陥った彼らは全面再修正に出た。仁川(インチョン)パラダイスで行ったコンサートが防弾少年団の部屋に招くというコンセプトでこぢんまりとした演出を試みたならば、ソウル・オリンピック公園体操競技場(KSPOドーム)で開かれた大型ステージ4つを行き来しながら繰り広げられた今回の公演は雄壮なスケールを誇り、それぞれ違った空間で公演を見るようなイメージを演出した。
◇宇宙の真ん中に浮いているような恍惚感を演出
「みなさんが知っている防弾少年団(BTS)と、私たちが知っているアーミー(ファンクラブ)は文字通り強い。私たちはいつもそうしてきたように方法を探すだろう。もし方法がないなら一緒に新しい地図を再び描こう。私たちは依然としてつながっている。波が押し寄せ風が吹き寄せ雨や雪が降っても私たちを止めることはできないだろう。自らを信じよう」。
全世界のアーミーに英語で伝えたRMの抱負のように、彼らは7年間積み重ねた音楽的キャリアを圧縮的に広げてみせた。2月に発表したフルアルバム4集タイトル曲『ON』と2013年にリリースされたミニバルバム1集タイトル曲『N.O』をはじめ、巨人RMを3次元で表現したRMの『Persona』や、小説『星の王子さま』のワンシーンのようにJINの『Moon』など、メンバーごろの個性を最大に生かしたステージが160分間24曲にわたり続いた。
先端技術が総動員されたステージ演出は一瞬も画面から目を離せなくさせた。JIMINが紹介した「さらに広い世界で歌えるようにした曲、防弾少年団とアーミーの存在が大衆的に知らされた曲、夢を持って初めて世界に出てきた曲」の3曲がハイライトを飾った。『DNA』はさまざまな星と惑星で彩られた宇宙の真ん中に浮いているような恍惚感を、『DOPE』はエレベーター形のステージが垂直上昇し、砂漠から雪原まで通り過ぎていくスリル感を贈った。
『DNA』は2017年のミニアルバム5集『LOVE YOURSELF 承“Her”』のタイトル曲で、米ビルボードのシングルチャート67位、アルバムチャート7位に上がり、現在の順調な道のりを開いてくれた曲で、『DOPE』は2015年のミニアルバム3集『花様年華 pt.1』収録曲で海外ファンダムに火を付けた曲だ。新たに編曲した2013年デビュー曲『No More Dream』は公演末尾の「Dream」という字に変わり来月発表予定の新曲に対する期待感をかもし出したりもした。
◇「BTSへの歓声1年ぶりに…とても懐かしかった」
アーミーの活躍も際立って見えた。過去のオンラインコンサートではチャットだけで疎通が可能だったが、今回のコンサートでは世界各地のファンの姿がモニターに表示され、ステージをともにした。事前応募を通じて当選した人たちをランダムに照らし最大限多くのファンと一緒になれるようにした。JINは「今度は1段階アップグレードされ画面でアーミーの顔と声に会えるようになった。『BTS! BTS!』という歓声をほぼ1年ぶりに聞いた。とても懐かしかった」として感激した。J-HOPEは「非対面公演を通じてリアルタイムで一緒にでき80%は良いが、直接目を合わせて疎通できなくて20%は残念。1日も早くコロナが終息し、直接会って公演できるよう願う」と話した。公演中はスカーフやフード、仮面などを活用して口を覆ったバックダンサーの姿も新型コロナウイルスがもたらした新しい風景だった。
8月に発表した英語シングル『Dynamite』で韓国歌手最初に米ビルボードシングル チャート「ホット100」で1位になってからも6週間にわたり最上位圏を維持しているが、新型コロナウイルスにより計画が狂い体験した苦労を打ち明けたりもした。JIMINは「少しでも愉快に気分転換できればとの気持ちで発表した曲だが過度に大きなプレゼントをもらったようだ」と明らかにした。「アンコールステージから集中するのが難しかった」という彼はついに涙を流し、「メンバーと楽しく公演しみなさんとともに遊んで幸せを分かち合うのが一番したいことだったのに、なぜこんなことを経験しなければならないのかわからない。メンバーがとても楽しく駆け回るのを見てこみ上げてきた。みなさんが送ってくれた希望が画面を通して伝わった。本当に感謝する」と付け加えた。
◇「なぜこんなことを経験しなければならないのか」恨んだりも
RMは「防弾少年団は7人ではなく、あなたと私、そして私たちみんなの話になるだろう」という言葉で公演を締めくくった。彼は「私たちの最初の行進は7人が集まりとても小さな夢から始まった。世界の門は堅固で壁も高く、私たちを簡単に許さなかった」と話した。続けて「だが世界の道はひとつではないため、その道程で多くの人と会い、小さいけれど大きな行進になった。私たちに音楽は言葉であり地図は夢だ。それぞれ違う言葉でそれぞれ違う話を歌いながら永遠に一緒に行進するだろう」と付け加えた。
今回の公演が新たに書くことになる記録も関心事だ。子会社BNXで作ったコミュニティプラットフォームのウィバースショップで初めて公開した過去の公演は、有料ファンクラブ加入者は2万9000ウォン、未加入者は3万9000ウォンで最小220億ウォンのチケット収益を記録した。今回の公演は価格をより多様化した。それぞれ異なる6つの画面を同時に楽しめるマルチビューは4万9500ウォン、オンライン展示とともに見られる統合券は6万1000ウォンに設定し、有料ファンクラブ会員だけ購入できる4Kが追加されたオプションはそれぞれ5万9500ウォンと7万1000ウォンだ。11日まで2日間にわたり開催されるため過去のオンラインコンサートの観覧客75万人を超え数百億ウォンのチケット収益を記録するものとみられる。10日の公演でファンが応援用のケミカルライトを通じて送った応援メッセージだけで1億件を突破した。
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