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凍りついた韓日関係…防弾少年団の前では解氷

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

防弾少年団[写真 Mnet提供]

冷たい気流も無意味だった。

防弾少年団(BTS)が打ち上げたK-POPの人気は凍りついた日韓関係も避けて通った。

4日、日本・ナゴヤドームで2019 Mnet Asian Music Awards(以下、MAMA)が開催された。日本国内のK-POPファンの視線は名古屋に向かった。正確に言えば防弾少年団だ。すでにグローバルアイドルに成長して久しく、「BTS」を知らない人はいないが、韓日関係を考えると名古屋で開催されるMAMAへの懸念も多かった。空席・興行不振などは余計な心配だった。


この日午後、中部国際空港からファンでいっぱいだった。防弾少年団はすでに入国していたが、韓国や他の国から彼らを見に来たファンが空港のあちこちで目についた。皆2019 MAMAでパフォーマンスを披露する防弾少年団を見るためだった。ファンは各種グッズと準備してきた道具を手にしていた。すでに空港から祭りは始まっていた。

午後4時、公演開始まで残すところ2時間だが、ナゴヤドーム前矢田駅から熱気が高まっていた。地下鉄1両の70%の乗客はいずれもここで降りた。改札を通るのが大変なほど列ができている駅を抜け出した。ちょうど防弾少年団のジンの誕生日。ファンは三々五々集まり、自分たちだけのイベントを行った。韓国語で誕生日の歌を歌ったり、名前が書かれたプラカードを掲げて歓声を上げた。ある日本人は「チケットが手に入らなくて会場に入れないが、こうやって集まってジンの誕生日を祝えるだけで胸がいっぱいだ」と述べた。

午後6時にイベントが始まった。会場は4万人でぎっしりだったが、防弾少年団の7人にすっかり振り回された。ノミネート作の紹介でも防弾少年団が出てくれば熱狂し、彼らに携わるスタッフの事前受賞にも歓声は小さくなることはなかった。韓国芸能人のプレゼンターが登場した時の静寂がきまり悪いほどだった。

防弾少年団は第3部のエンディングを飾った。公演時間は30分。イントロを皮切りに計6曲、3回の舞台チェンジがあった。小規模の防弾少年団のコンサートが2019 MAMAの核心だった。トロフィーは9個獲得した。追加授賞があったとしても文句なしの妥当な結果だった。公演が終わってからもファンは席を立つことなく、防弾少年団を連呼して祝った。

熱気は翌日まで続いた。メンバーたちの出国スケジュールに合わせて中部国際空港には数百人のファンが集まり、整然と一角に集まってメンバーの登場を待っていた。彼らが待っていた場所を通り過ぎたかは分からないが、そうやって待つこと自体がファンにとってはときめきだった。

2019 MAMAは14チームが参加した。誰もが楽しみ誰もが全力で臨んだが、現場の熱気は防弾少年団がひとつにまとめた。



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