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中国を狙った連合訓練に…米国の要請で韓国駆逐艦2隻も参加

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国海軍、米国海軍、日本海上自衛隊、オーストラリア海軍の艦艇と潜水艦が12日(現地時間)から2日間「パシフィックバンガード」訓練をすると、米第7艦隊が11日発表した。[写真 米第7艦隊]

米中の対立が激化する中、韓国が米国・日本・オーストラリアと共に事実上、中国の軍事的脅威を牽制するための連合海上訓練を実施した。

米第7艦隊によると、12日(現地時間)から2日間、グアム沖で4カ国が参加した「パシフィックバンガード(Pacific Vanguard)」訓練が行われた。米海軍が主管するパシフィックバンガードは昨年5月に初めて実施された。それ以降、これまで計3回実施されたが、米国の要請で韓国海軍も参加してきた。

今回の訓練には、先月17-31日にハワイ沖で実施された環太平洋訓練(RIMPAC)に参加した「忠武公・李舜臣艦」(DDH-975、KD-2駆逐艦)と「西涯・柳成龍」(DDG-993、イージス駆逐艦)の2隻が参加した。10カ国が共同で行うリムパックを終えた後、韓国など4カ国は別に今月9-10日にグアム沖で「連合機会訓練」を実施した。続いて4カ国の艦艇がパシフィックバンガード訓練もしたということだ。


韓国海軍の関係者は「多国間の連合訓練は頻繁に実施することができないため、必要な国同士が一度集まった時に小規模であっても機動訓練のような『機会訓練』をもう一度する」とし「別に実施されたパシフィックバンガードの場合、射撃、対潜水艦訓練など多様な任務を演習した」と説明した。

今回の訓練は、南シナ海と台湾をめぐり米中間の軍事的緊張が高まっている時点に行われた。参加国も韓国を除けばすべてインド太平洋戦略の核心国だ。

すなわち、中国が敏感に反応する可能性がある訓練ということだ。しかし中国は公式的には反発していない。

康ジュン栄(カン・ジュンヨン)韓国外大国際地域研究センター長は「中国が韓国に不満を表明できる事案ではない」とし「合同作戦能力を高めることが同盟守護の根幹であるだけに、韓国が米国の要請を拒否する名分がない」と述べた。続いて「韓国の立場ではこうした訓練に参加することが安全保障などさまざまな側面で中国に対するレバレッジになる可能性がある」という見方を示した。

現在、米国は日本・オーストラリア・インドと共にNATO(北大西洋条約機構)をモデルにした4カ国安全保障協力体「クアッド(Quad)」を創設し、今後、韓国・ベトナム・ニュージーランドなどを引き込んで「クアッド+(プラス)」への拡張を推進している。特に米国は韓国に対して繰り返し参加圧力を加えている。

このため一部では中国の習近平国家主席の年内訪韓に関する議論の過程で、中国がこうした訓練とクアッド参加問題について韓国に不満を表す可能性があるという見方が出ている。



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