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「恐怖の台風8号」どこに上陸するか…韓国と日米の予想は異なった

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

26日~27日、台風8号の進路予想

台風8号の今後の進路をめぐり韓国と日本の気象庁、米合同台風警報センター(JTWC)が同様の予測を出した。ただ、上陸地点をめぐっては予想がやや交錯した。

韓国気象庁が26日に明らかにしたところによると、台風8号は同日正午基準で西帰浦(ソグィポ)の西側210キロメートル付近海上を時速24キロメートルで北北西に進んでいる。台風8号は中心気圧94ヘクトパスカル、最大風速162キロメートルの「非常に強い」台風に発達した。強風域は半径320キロメートルに達し、済州(チェジュ)全域が台風の影響圏に入った。

気象庁は台風8号が同日夕方ごろに全羅南道木浦(チョンラナムド・モクポ)の西側を経て北上を続け、あす午前0時ごろには忠清南道(チュンチョンナムド)西側海上を通過すると予想した。台風8号は27日午前4時から5時にかけてソウルに最接近するものとみられる。


台風はその後午前5時から6時にかけて北朝鮮の黄海道(ファンヘド)甕津(オンジン)半島付近に上陸する。その後北朝鮮内陸地域を貫いた後、中国に抜けると予想される。気象庁は27日明け方に台風が上陸するころまでに中心付近の最大風速が40メートルを超える「強い」勢力を維持すると予想した。

◇日本気象庁「台風は新義州付近に上陸」

日本気象庁もやはり台風8号が同様のルートで移動すると予想した。台風が強い勢力を維持したまま北上し西海岸地域の大部分が風速25メートル以上危険範囲内に含まれると予想した。

ただ、台風の上陸地点は韓国気象庁とやや異なる予測を出した。日本気象庁は台風が甕津半島西側海上を通過し、黄海道よりさらに北側にある新義州(シンウィジュ)付近に上陸すると予想した。

北朝鮮の気象庁に当たる気象水文局もやはり台風8号が新義州付近に上陸した後、中国側に移動していくとみられると予報した。

◇「台風8号、モデル予測より東に進みそう」

米合同台風警報センター(JTWC)も日本気象庁と似た台風のルートを予測した。台風8号がペクリョン島西側を通過して北朝鮮と中国の境界地帯に上陸すると予想した。韓国気象庁よりやや西側に台風が移動するとみたのだ。

ただ、台風の影響範囲は韓国気象庁と大きく異ならなかった。風速17メートル以上の範囲の中に韓半島(朝鮮半島)西側地域の大部分が含まれると予想した。

韓国気象庁はこれに対し、当初モデルが予測した台風の進路よりも実際の台風はやや東進するものと判断して予想進路を補正したと説明した。気象庁のユン・ギハン通報官は「昨年の台風13号など過去の台風の進路を見るとモデル予測より東に偏向する傾向があり、観測資料に基づいて予想進路を補正した。台風の進路にずれが生じても影響範囲は大きく変わらないだろう」と話した。



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