韓国がアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）と両国のビジネス関係者の円滑な交流のために「迅速入国制度」を導入した。中国に続き２番目だ。新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）感染拡大により停滞していた経済交流が加速することが予想される。

１３日、韓国外交部によると、韓国とＵＡＥは最近、「迅速入国制度」の施行を開始した。ビジネス、公務目的、人道的理由など必須の目的のために入国する両国の国民に適用される。キム・ゴン外交部次官補が６月にＵＡＥを訪問し、制度の導入に合意した後、最近まで韓国とＵＡＥの両国は具体的な事項について協議を続けてきた。バラカ原発と韓国の主要建設企業などが多くアブダビにあり、現場を訪問しなければならないビジネス関係者やエンジニアなどのＵＡＥ入国の需要が相当あるというのが外交部の説明だ。

韓国人が同制度を通じてＵＡＥに入国するとＵＡＥで隔離期間を置かずにすぐ活動することができる。ただし、ＵＡＥ訪問後に帰国するときは、原則として自己隔離対象となる。ＵＡＥは未だ韓国より感染者数が多い点などを考慮した措置だ。


外交部は、インドネシアとも来週からビジネス関係者の「迅速入国制度」を導入することができるように協議している。国内で発行された新型コロナ陰性確認書があれば、１４日間の隔離を免除され、インドネシアに入国できる。新南方政策の主要国であるインドネシアは、貿易相手国１５位、投資対象国１１位で、今回の入国手続きの簡素化が両国間の経済協力の発展に大きく寄与するものと外交部は期待している。