主要軍事戦力、どのように変わるか
この軽空母に小型原子炉を動力として使うと予想される潜水艦「張保皐(チャン・ボゴ)-III」(4000トン級)とイージス艦を加えれば小規模の空母打撃群を構成することができる。空母打撃群は北東アジアで海洋勢力均衡の一翼を担うことになる。3隻が建造予定の張保皐-IIIは弾道ミサイル(SLBM)と巡航ミサイルを装着する。有事の際、北朝鮮を含めた敵対勢力に対する打撃能力を持つ。ただし、韓米原子力協定は韓国のウラン濃縮の上限ラインを20%に制限していて、「協定により移転された核物質を核兵器または爆発装置の研究・開発やどのような軍事的目的のためにも利用しない」と規定している。原子力潜水艦の保有を本格的に推進させれば、韓米間の協議が先行して行われなければならないという指摘が出る理由だ。イージス艦は今後合計12隻を保有し、航空打撃群に編成される展望だ。海軍は現在のイージス艦「世宗大王(セジョンデワン)」級(7650トン)3隻を保有しているが、今後3隻をさらに確保する計画だ。
韓国、軍備増強に5年間で300兆ウォン…原子力潜水艦も推進(2)
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