◆ソウル半日で117ミリの大雨…帰宅の道まで一日中交通麻ひ
2011年以来9年ぶりのことだ。この日午前11時基準で、漢江大橋の水位は8.23メートルで洪水注意報の基準になる8.5メートル、に迫り、午後5時には8.5メートルまで上昇した。環境部の漢江洪水統制所は「河川の水位上昇と氾濫による洪水被害がないように、午前11時から漢江大橋に洪水注意報を発令する」とし「洪水被害が心配される地域の住民は安全に留意してほしい」と呼びかけた。ソウル市は漢江公園11カ所への進入も統制した。
前日、昭陽江ダムの放流に続き、6日には安東(アンドン)ダムが2003年台風14号以降、17年ぶりに水門を開けた。慶尚北道軍威郡古老面(キョンサンブクド・クヌィグン・コロミョン)に位置した軍威ダムも2011年の竣工以来、初めて放流作業に入った。中央災難(災害)安全対策本部によると、累積降水量が最も多いところは江原道鉄原(カンウォンド・チョルウォン)で755ミリの「水爆弾」が炸裂した。京畿道漣川(ヨンチョン)・加平(カピョン)、江原道華川(ファチョン)、忠清北道提川(チェチョン)、ソウル道峰、忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)などにも多くの雨が降った。
大雨警報や強風注意報、風浪警報が発効された忠清南道の西海岸(ソヘアン)では船舶が破損したり商店街が浸水したりするなどの被害を受けた。6日、忠清南道泰安郡(テアングン)によると、この日古南面(コナムミョン)の海辺に停泊中だった船舶25隻が破損したり海水に浸ったりした。安眠邑(アンミョンウプ)の白沙場(ペクサジャン)海水浴場では大波がキャンプ場を襲い、野営客20人余りが緊急非難した。
また強風注意報が下された大邱(テグ)・慶尚北道地域では木が倒れたり垂れ幕が落ちたりするなどの被害届けが相次いだ。3日には蔚山市(ウルサンシ)議事堂本会議場の天井が一部崩壊した。先月23日に降った集中豪雨で3人の死亡者が発生した釜山(プサン)にも強風注意報が下されたほか、7日までに50~150ミリの雨が予想されて警察が非常勤務態勢に突入した。
忠清北道地域は行方不明者の捜索と水害現場の応急復旧作業が進められている。忠北道消防本部は集中豪雨で行方が分からない住民8人を捜索するために558人の人材と装備79台を投じた。捜索再開約2時間後に、2日丹陽(タニャン)の親子とともに行方が分からなくなっていたDさん(54)の遺体を発見した。
対策本部はこの日午後4時30分基準で、1~6日の大雨でソウル・京畿・江原・忠清北道・忠清南道で急流に巻きこまれたり建物が倒壊したりして17人が亡くなったほか、忠清北道7人など10人が行方不明になったと明らかにした。これに加えて6日、江原道春川(チュンチョン)の衣岩(ウィアム)ダムで警察艇など船3隻が転覆して1人が亡くなり5人が行方不明となっている。これは水難事故であるため、雨による人命被害とは別途集計される。また、江原道鉄原など7市道で雨を避けて体育館・地域の公民館などに一時非難した人員は4590人余りに達し、6市道で1253世代2161人の罹災民が発生した。
全国で住宅1949棟、道路・橋1069カ所、農耕地8161ヘクタールを含めた6123件の施設被害が出て、このうち4048件は緊急復旧作業を終えた。対策本部は今月3日、危機警報段階を最も高い「深刻」段階に引き上げた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日の緊急会議で「やりすぎではないかと思うくらいの予防点検と先制的事前措置」を注文した。
ソウル、半日で117ミリの大雨…都市洪水「非常」(1)
2011年以来9年ぶりのことだ。この日午前11時基準で、漢江大橋の水位は8.23メートルで洪水注意報の基準になる8.5メートル、に迫り、午後5時には8.5メートルまで上昇した。環境部の漢江洪水統制所は「河川の水位上昇と氾濫による洪水被害がないように、午前11時から漢江大橋に洪水注意報を発令する」とし「洪水被害が心配される地域の住民は安全に留意してほしい」と呼びかけた。ソウル市は漢江公園11カ所への進入も統制した。
前日、昭陽江ダムの放流に続き、6日には安東(アンドン)ダムが2003年台風14号以降、17年ぶりに水門を開けた。慶尚北道軍威郡古老面(キョンサンブクド・クヌィグン・コロミョン)に位置した軍威ダムも2011年の竣工以来、初めて放流作業に入った。中央災難(災害)安全対策本部によると、累積降水量が最も多いところは江原道鉄原(カンウォンド・チョルウォン)で755ミリの「水爆弾」が炸裂した。京畿道漣川(ヨンチョン)・加平(カピョン)、江原道華川(ファチョン)、忠清北道提川(チェチョン)、ソウル道峰、忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)などにも多くの雨が降った。
大雨警報や強風注意報、風浪警報が発効された忠清南道の西海岸(ソヘアン)では船舶が破損したり商店街が浸水したりするなどの被害を受けた。6日、忠清南道泰安郡(テアングン)によると、この日古南面(コナムミョン)の海辺に停泊中だった船舶25隻が破損したり海水に浸ったりした。安眠邑(アンミョンウプ)の白沙場(ペクサジャン)海水浴場では大波がキャンプ場を襲い、野営客20人余りが緊急非難した。
また強風注意報が下された大邱(テグ)・慶尚北道地域では木が倒れたり垂れ幕が落ちたりするなどの被害届けが相次いだ。3日には蔚山市(ウルサンシ)議事堂本会議場の天井が一部崩壊した。先月23日に降った集中豪雨で3人の死亡者が発生した釜山(プサン)にも強風注意報が下されたほか、7日までに50~150ミリの雨が予想されて警察が非常勤務態勢に突入した。
忠清北道地域は行方不明者の捜索と水害現場の応急復旧作業が進められている。忠北道消防本部は集中豪雨で行方が分からない住民8人を捜索するために558人の人材と装備79台を投じた。捜索再開約2時間後に、2日丹陽(タニャン)の親子とともに行方が分からなくなっていたDさん(54)の遺体を発見した。
対策本部はこの日午後4時30分基準で、1~6日の大雨でソウル・京畿・江原・忠清北道・忠清南道で急流に巻きこまれたり建物が倒壊したりして17人が亡くなったほか、忠清北道7人など10人が行方不明になったと明らかにした。これに加えて6日、江原道春川(チュンチョン)の衣岩(ウィアム)ダムで警察艇など船3隻が転覆して1人が亡くなり5人が行方不明となっている。これは水難事故であるため、雨による人命被害とは別途集計される。また、江原道鉄原など7市道で雨を避けて体育館・地域の公民館などに一時非難した人員は4590人余りに達し、6市道で1253世代2161人の罹災民が発生した。
全国で住宅1949棟、道路・橋1069カ所、農耕地8161ヘクタールを含めた6123件の施設被害が出て、このうち4048件は緊急復旧作業を終えた。対策本部は今月3日、危機警報段階を最も高い「深刻」段階に引き上げた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日の緊急会議で「やりすぎではないかと思うくらいの予防点検と先制的事前措置」を注文した。
ソウル、半日で117ミリの大雨…都市洪水「非常」(1)
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