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日本の火山爆発煙が流入…韓国南海岸にPM2.5「悪い」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

西之島火山噴火以降の火山灰と煙の移動経路分布。火山灰は韓国にはほぼ到達できなかったが、それよりも軽い煙は韓国のすぐに南側を通り過ぎながら南海岸の大気質に影響を及ぼした。[写真 韓国気象庁]

数週間にわたり「良い」だった空気質が韓国南海岸だけで「悪い」になった。日本南側の海上で5日前に噴出した火山灰が移動してきたためだ。

韓国気象庁は4日、「東京の南1000キロメートル沖にある西之島の火山が、6月12日以降、今まで引き続き噴火中」としながら「先月30日に噴火したときの火山灰および火山ガスの一部が韓半島(朝鮮半島)方向に広がっているが、わが国は火山灰の直接的影響範囲に含まれない」と明らかにした。

◆日本南側海上の火山噴火、韓国に微小粒子状物質としてやってきた


気象衛星写真によると、火山灰は日本南側海上まで到達して、火山煙だけが韓国の近くまで飛来している。粒子状物質(PM10)濃度を高める火山灰は比較的粒子が大きくて重いためすぐに沈むが、微小粒子状物質(PM2.5)を高める煙は軽くて粒子が小さく、さらに遠くまで広がるためだ。

4日午後、釜山(プサン)をはじめとする慶南(キョンナム)海岸と全南(チョンナム)海岸地域のPM2.5濃度は最高85マイクログラム/立方メートルまで高まった。国立環境科学院粒子状物質統合予報センターは「国外流入濃度は普通35~45マイクログラム/立方メートル、釜山側は60マイクログラム/立方メートルを越える濃度としても入ってきている」とし「その後、(プサン)や蔚山(ウルサン)など工業地域で、ガスのうち硫酸塩などによる2次生成がさらに活発になされながら濃度がさらに高まっている」と説明した。

◆2カ月噴火と沈静化を繰り返し…最近5日連続で噴火

30日以降、引き続き噴火中の西之島火山による大気質の変化は今月1日、済州(チェジュ)地域で初めて観測された。大気質統合予報センターは「PM10を中心に済州道で初めて観測され、その後PM2.5を中心に南海岸地域に影響を及ぼした」とし「気流が変わらない限り、引き続き『悪い』水準のPM2.5が当面流入するものとみられる」と説明した。

火山がいつまで噴火を続けるかは予想できないが、少なくとも今後5日間は火山により噴出した物質とガスが韓国側に移動してくるものとみられる。大気質統合予報センターは「ひとまず北太平洋高気圧の気流に沿って日本側に向かうか韓半島(朝鮮半島)側に向かうかは見守らなければならない状況」と説明した。

台風4号「ハグピート(HAGUPIT)」が温帯性低気圧に変わって西海(ソへ、黄海)の海上を通り過ぎれば、現在主に南風が吹いている南海岸地域の風向きが南西風に変わる可能性が高い。粒子状物質統合予報センターは「現在、南海岸の空気質は大気拡散や降水による影響はほぼなく、風向きが変われば良くなるだろう」としながら「台風の進路によって変わる空気の流れを見なければならない」と話した。



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