「2020年、人類の半数が伝染病に」。
30年前に日本の新聞に掲載された記事の見出しがソーシャルメディア(SNS)で話題になっている。新型コロナウイルス感染症という伝染病に世界の1600万人が感染した現状況をあたかも予測していたような内容のためだ。
27日の岐阜新聞によると、同紙の1990年5月2日付の朝刊3面の紙面がオンライン上で広まっているという。記事の見出しは「2020年、人類の半数が伝染病に」で、「オゾン層破壊、免疫力の低下招く」などの小見出しも見える。ツイッターなどSNSには記事の内容と共に「当たってる」「見出しがショッキング」などのコメントが書き込まれている。
実際、記事の内容は新型コロナとは直接関係がない。記事は、世界保健機関(WHO)が当時発表した報告書を整理、紹介したものだ。
この報告書は、地球温暖化による人類の被害を予測しながら、温暖化がマラリアなど伝染病の大流行をもたらし、2020年になれば世界人口の半数近くが伝染病にかかる恐れがあると懸念している。また、オゾン層破壊が人間の免疫力低下につながる可能性があることを指摘した。現在の新型コロナ流行状況とは詳細内容は異なるが、「2020年」という年度と「伝染病」「免疫力低下」などのキーワードが、人類が現在直面している危機を思わせる。
この記事は猛暑による死者急増、海水面の上昇が招く巨大洪水も予測している。今年、中国南部地方では数カ月間続いた豪雨で4000万人にのぼる被災者が発生した。また、日本九州にも7月初め記録的な豪雨が降り、60人以上が死亡または行方不明となった。専門家はこうした災害の原因が地球温暖化だと口をそろえる。
この記事の内容に関するツイートは26日午後5時点で4690件のリツイート、7560件の「いいね」があり、別のSNSにも広がっていると、岐阜新聞は伝えた。
AFP通信によると、26日基準で世界の新型コロナ累計感染者数は1605万223人、死者数は64万5184人。世界人口(約77億人)の半数とは大きな差があるが、およそ200カ国に広がり感染拡大が続いている。
30年前に日本の新聞に掲載された記事の見出しがソーシャルメディア(SNS)で話題になっている。新型コロナウイルス感染症という伝染病に世界の1600万人が感染した現状況をあたかも予測していたような内容のためだ。
27日の岐阜新聞によると、同紙の1990年5月2日付の朝刊3面の紙面がオンライン上で広まっているという。記事の見出しは「2020年、人類の半数が伝染病に」で、「オゾン層破壊、免疫力の低下招く」などの小見出しも見える。ツイッターなどSNSには記事の内容と共に「当たってる」「見出しがショッキング」などのコメントが書き込まれている。
実際、記事の内容は新型コロナとは直接関係がない。記事は、世界保健機関(WHO)が当時発表した報告書を整理、紹介したものだ。
この報告書は、地球温暖化による人類の被害を予測しながら、温暖化がマラリアなど伝染病の大流行をもたらし、2020年になれば世界人口の半数近くが伝染病にかかる恐れがあると懸念している。また、オゾン層破壊が人間の免疫力低下につながる可能性があることを指摘した。現在の新型コロナ流行状況とは詳細内容は異なるが、「2020年」という年度と「伝染病」「免疫力低下」などのキーワードが、人類が現在直面している危機を思わせる。
この記事は猛暑による死者急増、海水面の上昇が招く巨大洪水も予測している。今年、中国南部地方では数カ月間続いた豪雨で4000万人にのぼる被災者が発生した。また、日本九州にも7月初め記録的な豪雨が降り、60人以上が死亡または行方不明となった。専門家はこうした災害の原因が地球温暖化だと口をそろえる。
この記事の内容に関するツイートは26日午後5時点で4690件のリツイート、7560件の「いいね」があり、別のSNSにも広がっていると、岐阜新聞は伝えた。
AFP通信によると、26日基準で世界の新型コロナ累計感染者数は1605万223人、死者数は64万5184人。世界人口(約77億人)の半数とは大きな差があるが、およそ200カ国に広がり感染拡大が続いている。
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