ユスリカの生態[中央フォト]
京畿道水資源本部は21日、水道水から幼虫や異質物が見つかったという届出が一日で始興(シフン)・安山(アンサン)など26市郡で94件追加で寄せられたと明らかにした。地域別では始興18件、安山8件、龍仁(ヨンイン)7件、坡州(パジュ)7件、南楊州(ナムヤンジュ)7件、水原(スウォン)6件、城南(ソンナム)6件、富川(プチョン)6件などだ。これで京畿道の市郡に寄せられた関連疑いの届出は合計188件になった。
このうち、回収された幼虫疑いサンプルの検査を国立生物資源館に依頼した結果、13件〔華城(ファソン)3件・平沢(ピョンテク)1件・始興(シフン)1件・坡州(パジュ)3件・河南(ハナム)2件・楊州1件・驪州(ヨジュ)2件〕は水道水の残留塩素では棲息できないチョウバエの幼虫であることが確認された。2件〔南楊州1件・東豆川(トンドゥチョン)1件〕は単純な異質物、2件〔龍仁1件・漣川(ヨンチョン)1件〕はミミズと陸上昆虫だった。
これに伴い、水資源本部は水道水の生産や供給過程で幼虫が発生したというよりは、マンションの貯水槽、家庭水タンクや下水口、排水口などから幼虫が流入した可能性が高いとみて調査をしている。関係者は「今週まで道内の生活用水浄水場53カ所と排水池の水質状態を点検する」とし「問題が見つかれば原因を究明して対策を用意する計画」と話した。
これに先立ち、ソウル光化門の大企業社屋の4階男子トイレの洗面台で、19日にユスリカの幼虫とみられる虫が見つかったとの届出が20日、寄せられた。
ソウル市が21日、洗面台水を採取して検査した結果、幼虫は見つからなかった。ソウル市は上水道の問題ではなく、外部要因の可能性も念頭に置いて検査を進めている。
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