仁川(インチョン)から始まった水道水幼虫事態が全国に拡大中だ。韓国政府は全体400カ所余りの浄水場施設に対する緊急点検に着手した。幼虫が発生した地域の住民の間では「水道水恐怖」によりシャワーフィルターの売上が急増している。
20日、ソウル市によると、前日中区(チュング)のあるオフィステルで幼虫が見つかった。これに伴い、市傘下のソウル水研究院は該当の水道水のサンプルを採取して顕微鏡で検査した。その結果、水道水から異質物や幼虫は見つからなかったと明らかにした。ソウル上水道事業本部側は「水道管ではなく外的要因に伴う幼虫発生の可能性が高い」と結論を出した。最も可能性が高いのは排水口だ。本部関係者は「建物の築年数が15年以上で、排水路が清潔ではなく排水口に水がよく溜まるという。浴室排水口で虫が発生した可能性がある」と話した。
この日、釜山市も最近6日間で11件の幼虫発見が疑われる通報があったと明らかにした。この中7件はユスリカや蚊などの幼虫であることが確認された。発見場所はすべて一般家庭だ。釜山市は「散発的に幼虫発生の通報があったことから見て、水道水を供給する浄水場系統で発生したというよりも、アパートの貯水槽、家庭水タンクなどから流入した可能性が高い」と説明した。
この他にも、京畿道始興(キョンギド・シフン)・安養(アンヤン)・龍仁(ヨンイン)・坡州市(パジュシ)、忠清北道清州市(チュンチョンド・チョンジュシ)など全国各地で幼虫関連の通報が相次いだ。今月9日、仁川西区(インチョン・ソグ)の一家庭の水道水で初めて幼虫が見つかってから10日の間に全国的に広がっている。
水道水幼虫問題とそれに伴う副作用を防ぐために、政府は全国484カ所の浄水場に対する緊急点検を実施することにした。丁世均(チョン・セギュン)首相はこの日午前、趙明来(チョ・ミョンレ)環境部長官に電話して「水道水の幼虫の原因を速かに調査し、進行状況を透明に公開してほしい」と注文した。
幼虫発見が全国に広がって住民の不安が高まると、丁首相が緊急火消しに乗り出した。最初に幼虫が見つかった仁川西区の一部学校は給食を中断した。現在はほとんどの地域で給食を再開した状態だ。ソウル・京畿地域は当局の調査を見守っている。ソウル市教育庁関係者は「水道水から幼虫が出てきたことが確認されれば、該当地域の給食を中断する」と話した。
幼虫発見事例が全国に拡散すると、「水道水恐怖」を訴える住民も増加している。ソウル銅雀区(トンジャクク)のあるアパートに住むキムさん(29)は「19日、浴室の水が溜まりやすいところに乾いた幼虫がくっついていた」とし「汚く、とても驚いた」と話した。キムさんが撮影した写真には幼虫3匹が乾いて死んでいた。キム氏は「シャワーから出たものなのかどうか、浴槽に水を貯めて確認している」とし「近いうちに区庁に届け出る考え」と話した。
大手スーパーでは異質物を取り除くシャワー「フィルター」の売上が大きく伸びた。emart(イーマート)によると、今月14~19日、仁川地域のemart〔東仁川(トンインチョン)・桂陽(ケヤン)・延寿(ヨンス)・仁川空港・黔丹(コムダン)店〕ではシャワーフィルターのような水道用品の売上が前年同期比986.7%急増した。ミネラルウォーターの売上も30.1%増えた。
GSリテール関係者は「水道水幼虫事態が発生した翌日の15日からミネラルウォーターの売上が急増したので追加発注をし、特別空輸までするよう要請があった」とし「仁川地域に位置した某コンビニエンスストアの場合、16日にアパート団地内でミネラルウォーターを2000本超えて注文する事例もあった」と明らかにした。
20日、ソウル市によると、前日中区(チュング)のあるオフィステルで幼虫が見つかった。これに伴い、市傘下のソウル水研究院は該当の水道水のサンプルを採取して顕微鏡で検査した。その結果、水道水から異質物や幼虫は見つからなかったと明らかにした。ソウル上水道事業本部側は「水道管ではなく外的要因に伴う幼虫発生の可能性が高い」と結論を出した。最も可能性が高いのは排水口だ。本部関係者は「建物の築年数が15年以上で、排水路が清潔ではなく排水口に水がよく溜まるという。浴室排水口で虫が発生した可能性がある」と話した。
この日、釜山市も最近6日間で11件の幼虫発見が疑われる通報があったと明らかにした。この中7件はユスリカや蚊などの幼虫であることが確認された。発見場所はすべて一般家庭だ。釜山市は「散発的に幼虫発生の通報があったことから見て、水道水を供給する浄水場系統で発生したというよりも、アパートの貯水槽、家庭水タンクなどから流入した可能性が高い」と説明した。
この他にも、京畿道始興(キョンギド・シフン)・安養(アンヤン)・龍仁(ヨンイン)・坡州市(パジュシ)、忠清北道清州市(チュンチョンド・チョンジュシ)など全国各地で幼虫関連の通報が相次いだ。今月9日、仁川西区(インチョン・ソグ)の一家庭の水道水で初めて幼虫が見つかってから10日の間に全国的に広がっている。
水道水幼虫問題とそれに伴う副作用を防ぐために、政府は全国484カ所の浄水場に対する緊急点検を実施することにした。丁世均(チョン・セギュン)首相はこの日午前、趙明来(チョ・ミョンレ)環境部長官に電話して「水道水の幼虫の原因を速かに調査し、進行状況を透明に公開してほしい」と注文した。
幼虫発見が全国に広がって住民の不安が高まると、丁首相が緊急火消しに乗り出した。最初に幼虫が見つかった仁川西区の一部学校は給食を中断した。現在はほとんどの地域で給食を再開した状態だ。ソウル・京畿地域は当局の調査を見守っている。ソウル市教育庁関係者は「水道水から幼虫が出てきたことが確認されれば、該当地域の給食を中断する」と話した。
幼虫発見事例が全国に拡散すると、「水道水恐怖」を訴える住民も増加している。ソウル銅雀区(トンジャクク)のあるアパートに住むキムさん(29)は「19日、浴室の水が溜まりやすいところに乾いた幼虫がくっついていた」とし「汚く、とても驚いた」と話した。キムさんが撮影した写真には幼虫3匹が乾いて死んでいた。キム氏は「シャワーから出たものなのかどうか、浴槽に水を貯めて確認している」とし「近いうちに区庁に届け出る考え」と話した。
大手スーパーでは異質物を取り除くシャワー「フィルター」の売上が大きく伸びた。emart(イーマート)によると、今月14~19日、仁川地域のemart〔東仁川(トンインチョン)・桂陽(ケヤン)・延寿(ヨンス)・仁川空港・黔丹(コムダン)店〕ではシャワーフィルターのような水道用品の売上が前年同期比986.7%急増した。ミネラルウォーターの売上も30.1%増えた。
GSリテール関係者は「水道水幼虫事態が発生した翌日の15日からミネラルウォーターの売上が急増したので追加発注をし、特別空輸までするよう要請があった」とし「仁川地域に位置した某コンビニエンスストアの場合、16日にアパート団地内でミネラルウォーターを2000本超えて注文する事例もあった」と明らかにした。
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