韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政遂行肯定評価が8週連続で下落した中で、否定評価が肯定評価を追い抜く「デッドクロス」現象を示した。故朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長のセクハラ疑惑事件の影響に続き、住宅供給拡大方案などをめぐって与党内でも足並みが乱れ、政策信頼度を落としたためだと考えることができる。
リアルメーターがYTNの依頼で13~17日に全国有権者2516人を対象に実施した調査で、文氏の国政支持率(肯定評価)は前週比3.9%ポイント下落した44.8%となった。これは「チョ・グク事態」真っ只中だった10月第2週(41.4%)以降、9カ月ぶりの最低値だ。
否定評価は前週比4.5%ポイント上昇した51.0%で、肯定評価を追い抜く「デッドクロス」現象が現れた。否定評価と肯定評価の違いは誤差範囲外の6.2%ポイントだ。否定評価が誤差範囲を超えて肯定評価を上回ったのは、2月第4週以降20週ぶりとなる。
支持率の下落は女性と30代が主導した。前週比で女性は肯定評価が6.6%ポイント下落し、否定評価は7.5%ポイント上昇した。30代は肯定評価が14.4%ポイント下落し、否定評価は15.5%ポイント上昇した。
故朴市長の死亡に伴う与党内人々の2次加害問題に加えて、不動産市場に新たに進入する30代で6・17不動産対策と7・10対策などに対する否定世論の影響が続いたとみられる。
今月14日、韓国版ニューディールの総合計画を発表し、16日には文氏の国会開院式祝賀演説もあったが、支持率下落を食い止めることは難しかったものとみられる。ただし、17日に文大統領が個人投資家に対する譲渡税導入を補完するよう指示したことは、今回の調査に制限的に反映されたというのがリアルメーター側の説明だ。
リアルメーター関係者は「政府についての質問や人事聴聞会政局などいわゆる『野党の時間』に対処する様子や、韓国版ニューディールなど主な経済政策が支持率に影響を及ぼすとみられる中で、個別事件が支持率下落の『止血剤』として作用するかもしれないが『急騰モメンタム』は作りにくいとみられる」と話した。
政党支持率は共に民主党が前週比4.4%ポイント下落した35.3%を記録した。未来統合党は1.3%ポイント上昇した31.0%だった。正義党は前週と同じ5.9%を記録し、開かれた民主党は0.5%ポイント下落した4.6%と集計された。国民の党は1.5%ポイント上昇した4.4%で、その他政党は2.7%となっている。無党派層は2.1%ポイント上昇した16.1%を記録した。
今回の調査は無線電話面接(10%)および無線(70%)・有線(20%)自動応答混用方式、無線(80%)・有線(20%)のRDD方式による電話調査を通じて行われた。18歳以上の有権者5万3586人に調査を実施した結果、最終2516人から回答を得て4.2%の回答率となった。標本誤差は95%信頼水準で±2.0%ポイントだ。詳しい調査の概要と結果はリアルメーターホームページまたは中央選挙世論調査審議委員会のホームページで確認できる。
リアルメーターがYTNの依頼で13~17日に全国有権者2516人を対象に実施した調査で、文氏の国政支持率(肯定評価)は前週比3.9%ポイント下落した44.8%となった。これは「チョ・グク事態」真っ只中だった10月第2週(41.4%)以降、9カ月ぶりの最低値だ。
否定評価は前週比4.5%ポイント上昇した51.0%で、肯定評価を追い抜く「デッドクロス」現象が現れた。否定評価と肯定評価の違いは誤差範囲外の6.2%ポイントだ。否定評価が誤差範囲を超えて肯定評価を上回ったのは、2月第4週以降20週ぶりとなる。
支持率の下落は女性と30代が主導した。前週比で女性は肯定評価が6.6%ポイント下落し、否定評価は7.5%ポイント上昇した。30代は肯定評価が14.4%ポイント下落し、否定評価は15.5%ポイント上昇した。
故朴市長の死亡に伴う与党内人々の2次加害問題に加えて、不動産市場に新たに進入する30代で6・17不動産対策と7・10対策などに対する否定世論の影響が続いたとみられる。
今月14日、韓国版ニューディールの総合計画を発表し、16日には文氏の国会開院式祝賀演説もあったが、支持率下落を食い止めることは難しかったものとみられる。ただし、17日に文大統領が個人投資家に対する譲渡税導入を補完するよう指示したことは、今回の調査に制限的に反映されたというのがリアルメーター側の説明だ。
リアルメーター関係者は「政府についての質問や人事聴聞会政局などいわゆる『野党の時間』に対処する様子や、韓国版ニューディールなど主な経済政策が支持率に影響を及ぼすとみられる中で、個別事件が支持率下落の『止血剤』として作用するかもしれないが『急騰モメンタム』は作りにくいとみられる」と話した。
政党支持率は共に民主党が前週比4.4%ポイント下落した35.3%を記録した。未来統合党は1.3%ポイント上昇した31.0%だった。正義党は前週と同じ5.9%を記録し、開かれた民主党は0.5%ポイント下落した4.6%と集計された。国民の党は1.5%ポイント上昇した4.4%で、その他政党は2.7%となっている。無党派層は2.1%ポイント上昇した16.1%を記録した。
今回の調査は無線電話面接(10%)および無線(70%)・有線(20%)自動応答混用方式、無線(80%)・有線(20%)のRDD方式による電話調査を通じて行われた。18歳以上の有権者5万3586人に調査を実施した結果、最終2516人から回答を得て4.2%の回答率となった。標本誤差は95%信頼水準で±2.0%ポイントだ。詳しい調査の概要と結果はリアルメーターホームページまたは中央選挙世論調査審議委員会のホームページで確認できる。
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