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一触即発の南シナ海…中国の軍事訓練に米原子力空母・爆撃機が対抗

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

米本土から来た戦略爆撃機B-52Hストラトフォートレスが、米海軍の原子力空母「ニミッツ」(CVN68)のF-18スーパーホーネット戦闘機とE-2ホークアイの護衛の中で飛行している。[写真 米太平洋空軍]

中国と東南アジア国家が領有権をめぐり紛争中の南シナ海で緊張が高まっている。中国が大規模な軍事訓練をすると、米国が原子力空母を動員して対抗した。

米国の太平洋空軍は5日(現地時間)、戦略爆撃機B-52Hストラトフォートレス1機が「ニミッツ」(CVN68)と「ロナルド・レーガン」(CVN76)の空母2隻と合同訓練をしたと明らかにした。

B-52Hは4日、米本土ルイジアナ州バークスデール空軍基地を離陸した後、28時間飛行し、5日にグアムのアンダーセン空軍基地に着陸した。B-52Hが属する第96爆撃機飛行大隊長のクリストファー・ダフ中佐は「今回の作戦は迅速に前方作戦基地に展開し、長距離打撃任務を遂行する能力を見せる」と述べた。


「ニミッツ」「ロナルド・レーガン」の空母2隻は護衛艦4隻とともに4日から南シナ海で作戦を展開している。これら空母は先月28日にフィリピン海で集結した後、合同訓練に入った。

ベトナムのツイッター使用者は3日、「ロナルド・レーガン」が南シナ海に進入するためフィリピン海からサンベルナルディノ海峡を通過して西側に移動する衛星写真を公開した。

米国がこのように南シナ海で軍事力を誇示するのは中国を牽制するためだ。中国は南シナ海で領有権を主張するパラセル諸島(中国名・西沙群島)で1-5日に海上訓練を実施した。

新型コロナの感染が拡大して南シナ海で生じた力の空白を中国が埋めようとしたが、これに米国がブレーキをかけたのだ。米海軍のウィコフ准将は「今回の作戦の目的は、米国が地域の安全保障と安定の公約を履行するという信頼を同盟国と友好国に明確に示すこと」と述べた。

中国は直ちに反発した。中国共産党機関紙・人民日報の姉妹紙の環球時報は6日の論評で、米空母2隻の南シナ海合同訓練について「同盟国のためのショーにすぎない」とし「中国軍は空母を破壊するための新型武器を完全に確保しているため、米国の空母打撃群は紙の虎にすぎない」と主張した



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