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韓国、月着陸の夢をのせた「ヌリ号」開発巡航…このままだと来年2月打ち上げ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

航空宇宙研究院のチョ・サンヨン発射体保証チーム長が3日、開かれた第1回航空宇宙アカデミーでヌリ号の開発現状について発表している。[写真 科学記者協会]

来年発射予定の韓国型発射体(KSLV-2)「ヌリ号」の開発が巡航中だ。75トンのエンジンは計150回以上の燃焼試験を遂行し、累積時間も15,000秒を超えた。すべての過程が順調に進められれば来年2月韓国が初めて独自開発した発射体が宇宙で飛行することになる。

韓国航空宇宙研究院は3日に開かれた第1回航空宇宙サイエンスメディアアカデミーでヌリ号の開発現状について明らかにした。ヌリ号は600~800キロメートルの地球低軌道に1.5トン級実用衛星を打ち上げられる3段型発射体だ。一度に宇宙に行けるロケットを簡単に作れるわけではない。「体系開発モデル(EM)→認証モデル(QM)→飛行モデル(FM)」の順の開発段階を踏む。

最初のボタンとなる体系開発モデルはエンジンなしに燃料と酸化剤を注入する「水流試験」を行うために製作される。点検が終わればエンジンを搭載して地上燃焼試験と発射台試験まで行う認証モデルを作る。その後、飛行用エンジンを搭載して最終的に作るのが実際に発射する飛行モデルだ。


航空宇宙研究院によると、現在は第1段体系開発モデルを利用して水流試験を行っている。この作業が8月まで完了すれば第1段認証モデルに75トンエンジン4個を搭載して今年下半期にテストする予定だ。ヌリ号を宇宙に打ち上げる発射台に対する検証試験も準備中だ。各段別で認証モデルを作って全部組み立てて一つの発射体にした後、発射台にのせて最終点検する過程だ。

2018年発表された「第3回宇宙開発振興基本計画」にともなう韓国型発射体高度化事業についても現在予備妥当性調査が行われている。航空宇宙研究院はヌリ号の最初の打ち上げ以降にも持続的な打ち上げを通じて信頼度を確保し、性能改良を続ける計画だ。2030年までに830キログラム級月探査船の打ち上げ性能を確保するのが目標だ。



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