韓国の新型コロナウイルス感染拡大速度がさらに速まったとの推測が出された。3月に大邱(テグ)と慶尚北道(キョンサンブクド)を中心に発生した大規模な新型コロナウイルス流行が起きた時より感染力が高まったということだ。
中央防疫対策本部のクォン・ジュンウク副本部長は4日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染力が6倍ほど強くなったという海外の研究結果について、「実際に第一線の疫学調査官から、大邱と慶尚北道の流行より現在の感染速度が速いという話を聞いた。今回の論文を通じ6倍ほど感染力が高まったという実質的な話が出てきたもの」と説明した。
ここで言及された研究結果は、2日に米デューク大学、英シェフィールド大学、ロスアラモス国立研究所所属の研究者が国際学術誌「セル」に掲載した論文内容だ。研究陣は数千個の新型コロナウイルスの塩基配列を分析し、14個の突然変異を発見した。分析の結果、コロナウイルスが宿主に侵入する時に利用する突起(スパイク)部分に突然変異ができ、感染性がさらに強まったという結論に至った。特に彼らは英国の新型コロナウイルス入院患者999人を分析し変種新型コロナウイルスの感染力が3倍から6倍まで増えたことを確認した。
クォン・ジュンウク副本部長は「流行が持続するほど(ウイルスが外部環境に)適応して感染力が上がるのは自然的な帰結ではないかと思う。まだ幸いなのは(感染力が高まっても)新型コロナウイルス感染で毒性、致命率、臨床の重症度が上がったのではないというのが論文の内容」と分析した。
その上で「他のタイプで発生した新型コロナウイルスに対応する中和抗体(ウイルスなどが体に浸透した時に生物学的に及ぼす影響を中和し細胞を守る抗体)が変種ウイルスに対しても対応するという研究が出ている。新型コロナウイルスは感染力が高まっても重症度や致命率がともに高まらないため流行の大きさを高める動力になると判断する」と付け加えた。
クォン・ジュンウク副本部長は「新型コロナウイルスの突起のうち614番目が『D』から『G』に変わった突然変異(D614G)は韓国でも見つかっている。韓国の新型コロナウイルス遺伝子塩基配列分析は来週中に発表できるようにする」と明らかにした。
中央防疫対策本部のクォン・ジュンウク副本部長は4日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染力が6倍ほど強くなったという海外の研究結果について、「実際に第一線の疫学調査官から、大邱と慶尚北道の流行より現在の感染速度が速いという話を聞いた。今回の論文を通じ6倍ほど感染力が高まったという実質的な話が出てきたもの」と説明した。
ここで言及された研究結果は、2日に米デューク大学、英シェフィールド大学、ロスアラモス国立研究所所属の研究者が国際学術誌「セル」に掲載した論文内容だ。研究陣は数千個の新型コロナウイルスの塩基配列を分析し、14個の突然変異を発見した。分析の結果、コロナウイルスが宿主に侵入する時に利用する突起(スパイク)部分に突然変異ができ、感染性がさらに強まったという結論に至った。特に彼らは英国の新型コロナウイルス入院患者999人を分析し変種新型コロナウイルスの感染力が3倍から6倍まで増えたことを確認した。
クォン・ジュンウク副本部長は「流行が持続するほど(ウイルスが外部環境に)適応して感染力が上がるのは自然的な帰結ではないかと思う。まだ幸いなのは(感染力が高まっても)新型コロナウイルス感染で毒性、致命率、臨床の重症度が上がったのではないというのが論文の内容」と分析した。
その上で「他のタイプで発生した新型コロナウイルスに対応する中和抗体(ウイルスなどが体に浸透した時に生物学的に及ぼす影響を中和し細胞を守る抗体)が変種ウイルスに対しても対応するという研究が出ている。新型コロナウイルスは感染力が高まっても重症度や致命率がともに高まらないため流行の大きさを高める動力になると判断する」と付け加えた。
クォン・ジュンウク副本部長は「新型コロナウイルスの突起のうち614番目が『D』から『G』に変わった突然変異(D614G)は韓国でも見つかっている。韓国の新型コロナウイルス遺伝子塩基配列分析は来週中に発表できるようにする」と明らかにした。
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