米国の首都ワシントンのKストリート。写真は2011年に起きた「Kストリートを占拠せよ」デモの様子。
米国企業と圧力団体がいわゆる「ワシントン事務所」をKストリートに置いている。そのため海外の国と企業も米国を動かすためにここに集まる。
最近米市民団体の責任政治センターが2016年以降に外国政府と企業などがKストリートでいくら使ったかを追跡し集計を始めた。センターによると同年以降Kストリートでロビー資金を最も多く使った国は韓国だ。
◇日本より950万ドル多く投入
韓国の政府と民間部門が2016年以降に総額1億6551万8893ドルを使った。これは日本が同じ期間に使ったロビー資金1億5698万7698ドルより950万ドルほど多い。
日本の次にロビー資金を多く使った国はイスラエルとカタール、サウジアラビア、中国の順だった。また、海外の国と企業が同年以降に米国で使ったロビー資金は20億388万ドルほどと現れた。
◇文大統領就任の2017年以降に急増、「2015年以前の分は分析中」
韓国のロビー資金は2017年に急増した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任した年だ。同年韓国政府は5198万ドルを、企業など民間部門は1154万ドルを投じたことがわかった。同年1年間に韓国がワシントンで使ったロビー資金は6300万ドル以上だった。何より政府のロビー資金が前年の633万ドルから5198万ドルに8倍以上に増加した。
責任政治センターは中央日報に送った電子メールで、「ロビー資金データは外国代理人登録法(FARA)に基づきロビイストが司法省に提出した書類を基に集計したもの」と説明した。外国政府と企業などが秘密裏に使ったロビー資金は捕捉されていないという話だ。
また、センターは「2015年以前の外国政府などのロビー資金データは集めて分類している段階」と明らかにした。センターは昨年初めて外国のロビー資金を公開した。昨年初めて公開されたロビー資金は2017年と18年の分だった。
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