韓国型次世代戦闘機(KFX)のイメージ。2026年までにシステム開発を終えた後、2028年に追加で武装試験を完成させるのが目標。[写真 韓国航空宇宙産業]
企画財政部、国防部などによると、第3次補正予算の編成で国防予算を7000億ウォンほど追加で縮小する案が浮上している。企画財政部はこうした内容の予算調整案を国防部に送った。運営費から4000億ウォン、防衛力(国防戦力)改善費から3000億ウォンをそれぞれ削減するという内容だ。
50兆2000億ウォンだった今年の国防予算は、先月30日に国会を通過した第2次補正予算を通じて48兆7000億ウォンへと1兆5000億ウォン削減された。F35Aステルス戦闘機(3000億ウォン)、海上作戦ヘリコプター(2000億ウォン)、広開土3イージス艦(1000億ウォン)など導入予算などに手を入れた。軍行政・宗教施設発注、油類費の予算も削減された。
第3次補正予算は30兆ウォン規模で編成される見込みだ。国家債務に直結する赤字国債の発行だけでは調達が難しいという判断から、企画財政部は予算の追加調整に入った。第3次補正予算編成のために国防予算7000億ウォン削減案が議論されているが、韓国型次世代戦闘機を開発するボラメ事業(KFX)と海上哨戒機年賦額などが調整対象に挙がった。
これに対し国防部は「受け入れがたい」という意見を企画財政部に伝えた状態だ。国防戦力に影響を与えない予算の追加縮小額は2000億ウォンが限界という立場だ。これに関し企画財政部は「具体的な規模と対象事業はまだ確定していない」と説明した。企画財政部は部処別の予算調整を経て第3次補正予算案を来月初めに確定する計画だ。
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