9日午後11時、弘大付近にある「ハンティング屋台」の前に30人余りが入場するために待機している。ソウル市はこの日、梨泰院クラブ発の新型肺炎感染者が増えると遊興施設を対象に無期限集合禁止命令を下したが、ハンティング屋台はダンスを許容した施設に該当せず規制対象に入らない。イ・ウリム記者
クラブのように見慣れない人々同士で同席することが可能な「ハンティング屋台(異性を誘う居酒屋)」「感性居酒屋(トレンドをコンセプトにした居酒屋)」などが密集しているチャンダリ路は夜11時を過ぎると「不夜城」となった。ある有名ハンティング屋台の前には入場を待つお客さん50人余りが長い行列ができた。店の中にあるほとんどがマスクを脱いだり、あごにかけたりしたまま話を交わした。途中にタバコを吸いに出かける人々はマスクを脱いで出入り口を行き来した。チェさん(20)は「友達の誕生日パーティーをしにきた。同席すれば、新型コロナの感染危険が1%程度は大きくなるだろうが、私たちは同席もしなかったし、信頼できる友達同士で集まって大丈夫だ」とした。
他のハンティング屋台も似ていた。外で待機していたお客さんを管理していた店職員は「新型肺炎にもお客さんが減ったことがない。いつもこの程度になる」として「クラブが休業したせいか、今日はとりわけ多い方」と話した。