冷凍人間への夢は近づくか。写真は凍結防止血液の注入を終えた人体がマイナス196度の液体質素で満たされた保存容器に入る場面。[中央フォト]
依頼人の男性は老母の姿を死後も保存したいという考えで冷凍保存を依頼したという。KrioAsia側によると、現在韓国にも冷凍保存相談事例が増加しているが、調子の悪い親を冷凍保存したいという50~60代の問い合わせが圧倒的に多いという。海外の場合は反対だ。病気または事故で先立った子どもの冷凍保存を望む親からの問い合わせのほうが多いという。
今回初めての冷凍保存事例は、ロシア・モスクワに運ぶ過程で難関も多かった。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)によって旅客機と物流航空便数が大きく落ちたためだ。しかし、葬儀過程での相助会社と運送を担当した物流企業がマイナス温度維持などに格別に気を遣いながら無事に終えることができた。KrioAsiaのハン・ヒョンテ代表は「新型コロナによって生と死に対する人々の意識がさらに敏感になっていて、関連技術が発達している」とし「2020年は冷凍人間保存分野が成長する基点になるだろうと用心深く予想する」と伝えた。
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