現代車と起亜車が単純に新しいSUVを多く発売しただけではない。現代・起亜自動車のほか、他のグローバル自動車メーカーもSUVラインナップを強化している。カギは、市場の反応だ。現代・起亜自動車が最近出した新車は消費者の嗜好を正確に刺激し、注目されている。
現代車の大型SUV、パリセードは納品を1年近く待たなければならないほど注文が押し寄せている。野外活動を楽しむ家族が増え、合理的な価格の大型SUVを求める人々が多いという市場の需要を正確に把握したという分析だ。起亜自動車の米国専用SUVのテルライドは昨年2月の発売以来、新型コロナ事態にもかかわらず8万台近く売れた。スタイリッシュなデザインと広い室内空間、優れた走行性能を求める米国の消費者を満足させたというのが現地ディーラーの反応だ。起亜車が発売した小型SUVセルトスはインドや米国、韓国などで人気だ。高級で室内空間が広い小型SUVを求める需要を満たした結果だ。
米国など主要市場のインセンティブ(現金割引)を果敢に減らすなど、誤った取引の慣行を変えたのも収益性の向上につながった。現代自動車と起亜自動車はそれぞれ米国での車両購入者に提供するインセンティブを過去2年間で10%以上減らしたことが分かった。2017年までは在庫処分のためにインセンティブを多く提供したが、これ以上このような構造を維持することはできないと判断したという説明だ。
業界関係者は「現代・起亜車の経営陣は、これ以上インセンティブに依存して車を販売する慣行を止めることに決め、その結果、しばらく米国の販売減少の困難も経験した」とし「新車が人気を集め、インセンティブに頼らなくても販売が増加する好循環ができている」と述べた。
一部では現代自動車と起亜自動車が新型コロナを契機に一層成長できるという見方も出ている。堅固な内需市場と高い工場稼働率に基づき、競合他社を引き離すことができるという点だ。越えなければならない山も多い。すぐにも新型コロナの余波により4-6月期に入ってほぼ中断されているグローバル販売ネットワークがどれほど速く回復するかが最大の変数だ。
現代車の高級ブランド、ジェネシスがグローバル市場に安着しなければならないという点も課題だ。同社の関係者は「硬直した労使関係と低い生産性という慢性的な問題も障害」と指摘した。
韓経:「変えて、なくして、魅了した」…現代・起亜自動車「コロナの致命傷」避けた秘訣(1)
現代車の大型SUV、パリセードは納品を1年近く待たなければならないほど注文が押し寄せている。野外活動を楽しむ家族が増え、合理的な価格の大型SUVを求める人々が多いという市場の需要を正確に把握したという分析だ。起亜自動車の米国専用SUVのテルライドは昨年2月の発売以来、新型コロナ事態にもかかわらず8万台近く売れた。スタイリッシュなデザインと広い室内空間、優れた走行性能を求める米国の消費者を満足させたというのが現地ディーラーの反応だ。起亜車が発売した小型SUVセルトスはインドや米国、韓国などで人気だ。高級で室内空間が広い小型SUVを求める需要を満たした結果だ。
米国など主要市場のインセンティブ(現金割引)を果敢に減らすなど、誤った取引の慣行を変えたのも収益性の向上につながった。現代自動車と起亜自動車はそれぞれ米国での車両購入者に提供するインセンティブを過去2年間で10%以上減らしたことが分かった。2017年までは在庫処分のためにインセンティブを多く提供したが、これ以上このような構造を維持することはできないと判断したという説明だ。
業界関係者は「現代・起亜車の経営陣は、これ以上インセンティブに依存して車を販売する慣行を止めることに決め、その結果、しばらく米国の販売減少の困難も経験した」とし「新車が人気を集め、インセンティブに頼らなくても販売が増加する好循環ができている」と述べた。
一部では現代自動車と起亜自動車が新型コロナを契機に一層成長できるという見方も出ている。堅固な内需市場と高い工場稼働率に基づき、競合他社を引き離すことができるという点だ。越えなければならない山も多い。すぐにも新型コロナの余波により4-6月期に入ってほぼ中断されているグローバル販売ネットワークがどれほど速く回復するかが最大の変数だ。
現代車の高級ブランド、ジェネシスがグローバル市場に安着しなければならないという点も課題だ。同社の関係者は「硬直した労使関係と低い生産性という慢性的な問題も障害」と指摘した。
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