中国の1-3月期経済成長率急落は予想された。中国政府は1月23日に新型コロナウイルスの震源地であり人口1100万人の大都市である武漢を電撃的に封鎖するなど全国的な規模の「シャットダウン」に入った。1-3月期の中国の小売り販売は昨年1-3月期に比べ19.0%減少した。1-3月期の産業生産は前年同期比8.4%減った。1-3月期の固定資産投資は8兆4145億元で、前年同期比16.1%減少した。1-3月期の消費・生産・投資指標は1~2月よりは多少改善した。先月発表された1~2月の小売り販売は前年同期比20.5%、産業生産は13.5%、固定資産投資は24.5%減少した。
急速な成長鈍化は習近平国家主席が率いる中国共産党指導部には深刻な挑戦だ。2010年の10.6%と最後に2桁を記録してから中国の成長率は下り坂を歩んでいる。昨年には1990年以降で最も低い水準となる6.1%を記録した。当初中国は今年も昨年と同水準の6%ほどの成長率を無難に達成すると思われたが、新型コロナウイルスの衝撃で状況が急変した。
急速な成長鈍化は習近平国家主席が率いる中国共産党指導部には深刻な挑戦だ。2010年の10.6%と最後に2桁を記録してから中国の成長率は下り坂を歩んでいる。昨年には1990年以降で最も低い水準となる6.1%を記録した。当初中国は今年も昨年と同水準の6%ほどの成長率を無難に達成すると思われたが、新型コロナウイルスの衝撃で状況が急変した。
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