財政・金融を動員すれば良いだろうという考えは短見だ。いまはそうできるだけの余力も、効果も多くないためだ。通貨危機の時は国の債務比率が10%水準で、金利も高く政策的に動ける幅が大きかった。いまは国の債務比率が40%を超え、財政赤字が雪だるま式に増えている。ここに未曾有の低金利まで重なっている。財政・金融は有効な政策手段になりにくいという話だ。
われわれに選択肢は多くない。こうした時こそ経済危機克服にオールインする正攻法が必要だ。何より陣営論理争いは無意味だ。政界は必死に戦った総選挙が終わったのでこれからは経済危機という共通の敵を防ぐことに力を合わせなければならない。理念に基づく政治論理は下ろし、合理と理性に基盤を置いた経済論理だけでこの難局を解決することが適切だ。
われわれに選択肢は多くない。こうした時こそ経済危機克服にオールインする正攻法が必要だ。何より陣営論理争いは無意味だ。政界は必死に戦った総選挙が終わったのでこれからは経済危機という共通の敵を防ぐことに力を合わせなければならない。理念に基づく政治論理は下ろし、合理と理性に基盤を置いた経済論理だけでこの難局を解決することが適切だ。
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