現代自動車の3月の米国市場販売台数が2010年以降の最低水準となった。新型コロナウイルスの感染拡大で工場の稼働が中断し、営業網が事実上まひしたことを受け、販売台数が急減した。起亜自動車はテルライドなどの販売好調で、ほかの自動車企業に比べて善戦したことが分かった。
◆現代車「米国ディーラー店72%に影響」
現代車は2日、3月の米国市場での販売台数を3万6087台と発表した。これは前年同月(6万2627台)比で42.4%減。月間販売台数では2010年2月(3万4004台)以降、最も少ない。法人およびレンタカー会社などを対象にした大量販売(フリート販売)は前年同月比で約54%減、小売販売は約39%減となった。アバンテ(7186台)、ツーソン(6358台)、ソナタ(3957台)、コナ(3874台)など主力モデルの販売が振るわなかった。1-3月期の販売台数は13万4830台と、前年同期(15万1787台)比で11.2%減少した。
現代車米アラバマ工場は先月18日から稼働を中断した状態だ。13日からまた工場を運営する計画だが、新型コロナが米国全域に広がり、稼働中断期間が延長される可能性が高い。ディーラー網にも影響が広がっている。現代車の米国ディーラー店のうち31%が営業を中断し、約41%は短縮勤務している。正常に営業しているところは28%にすぎない。新型コロナで消費心理が冷え込み、自動車売り場を訪れる消費者がほとんどいないというのが現地の伝言だ。
米国市場では4月にも販売減少が続くという見方が出ている。アラバマ工場がいつ正常稼働するかが不透明であるうえ、消費心理も回復の兆しが見えない。自動車業界の関係者は「米国の50州のうち半分以上が外出制限令を出すほど状況が良くない」とし「世界2位の自動車市場の米国で不振が続けば、現代車の業績全体にもマイナスの影響が出る」と説明した。
◆テルライド人気で善戦した起亜車
起亜車の販売台数は4万5413台と、前年同月(5万5814台)比18.7%減にとどまった。大型SUVのテルライドなど新車の人気で善戦したという評価を受けている。起亜車ジョージア工場の稼働中断期間(3月19-20日、3月30日-4月10日)が相対的に短く、生産への支障による打撃も大きくなかった。
1-3月期の販売台数は昨年の13万6596台から今年は13万7945台へと小幅増加した。この日まで1-3月期の米国販売実績を発表した自動車ブランドのうち起亜車とフィアットクライスラーグループのピックアップトラックのラムだけ販売が増加した。レクサス(-15.6%)、フォルクスワーゲン(-12.6%)、ホンダ(-18.9%)など他のブランドの大半は大幅に販売台数が減少した。
起亜車関係者は「K3やスポーテージなど人気モデルに加え、テルライドやセルトスなど新車の販売が悪くない」とし「米国消費者の間で起亜車の認知度が高まっている」と述べた。起亜車の米国専用モデルのテルライドは昨年2月に販売が始まり、14カ月間に7万5430台も売れるなど期待以上の成績を出している。先月も5153台が売れ、前年同月(5080台)比で小幅増加した。
テルライドは「2020北米カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど市場で高い評価を受けている。北米カー・オブ・ザ・イヤーは自動車業界で最も権威がある賞の一つ。
◆現代車「米国ディーラー店72%に影響」
現代車は2日、3月の米国市場での販売台数を3万6087台と発表した。これは前年同月(6万2627台)比で42.4%減。月間販売台数では2010年2月(3万4004台)以降、最も少ない。法人およびレンタカー会社などを対象にした大量販売(フリート販売)は前年同月比で約54%減、小売販売は約39%減となった。アバンテ(7186台)、ツーソン(6358台)、ソナタ(3957台)、コナ(3874台)など主力モデルの販売が振るわなかった。1-3月期の販売台数は13万4830台と、前年同期(15万1787台)比で11.2%減少した。
現代車米アラバマ工場は先月18日から稼働を中断した状態だ。13日からまた工場を運営する計画だが、新型コロナが米国全域に広がり、稼働中断期間が延長される可能性が高い。ディーラー網にも影響が広がっている。現代車の米国ディーラー店のうち31%が営業を中断し、約41%は短縮勤務している。正常に営業しているところは28%にすぎない。新型コロナで消費心理が冷え込み、自動車売り場を訪れる消費者がほとんどいないというのが現地の伝言だ。
米国市場では4月にも販売減少が続くという見方が出ている。アラバマ工場がいつ正常稼働するかが不透明であるうえ、消費心理も回復の兆しが見えない。自動車業界の関係者は「米国の50州のうち半分以上が外出制限令を出すほど状況が良くない」とし「世界2位の自動車市場の米国で不振が続けば、現代車の業績全体にもマイナスの影響が出る」と説明した。
◆テルライド人気で善戦した起亜車
起亜車の販売台数は4万5413台と、前年同月(5万5814台)比18.7%減にとどまった。大型SUVのテルライドなど新車の人気で善戦したという評価を受けている。起亜車ジョージア工場の稼働中断期間(3月19-20日、3月30日-4月10日)が相対的に短く、生産への支障による打撃も大きくなかった。
1-3月期の販売台数は昨年の13万6596台から今年は13万7945台へと小幅増加した。この日まで1-3月期の米国販売実績を発表した自動車ブランドのうち起亜車とフィアットクライスラーグループのピックアップトラックのラムだけ販売が増加した。レクサス(-15.6%)、フォルクスワーゲン(-12.6%)、ホンダ(-18.9%)など他のブランドの大半は大幅に販売台数が減少した。
起亜車関係者は「K3やスポーテージなど人気モデルに加え、テルライドやセルトスなど新車の販売が悪くない」とし「米国消費者の間で起亜車の認知度が高まっている」と述べた。起亜車の米国専用モデルのテルライドは昨年2月に販売が始まり、14カ月間に7万5430台も売れるなど期待以上の成績を出している。先月も5153台が売れ、前年同月(5080台)比で小幅増加した。
テルライドは「2020北米カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど市場で高い評価を受けている。北米カー・オブ・ザ・イヤーは自動車業界で最も権威がある賞の一つ。
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