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新型コロナとともに悪化する日中関係…「短い春は過ぎた」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日中間の春が過ぎようとしている。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態で習近平中国国家主席の訪日が先送りになり、日本の東京オリンピック(五輪)開催も来年に延期になりながら、和解の雰囲気を維持する必要がなくなったためだ。

香港紙「明報」は1日、「中日間で船がまた衝突したが、習近平主席と安倍晋三首相の間に電話はなかった」という題名のコラムを掲載した。本文では「中日関係の束の間の春(小陽春)は終焉を告げた」とも言及した。

新型コロナが中国で最も流行していた時でも両国関係には薫風が吹いていた。中国メディアは先を争って日本の中国支援を伝えるのに忙しかった。「山川異域 風月同天〔山川は違っても風と月は同じ空の下にある(遠く離れているが、心はともにある〕」という日本の応援メッセージに深く感動したと話した。


日中間の友好はこれほどまでに深かったかと思うほど、両国間には多くの美しい言葉が行き来した。もともと安倍氏と習氏が作り出した日中関係は、2012年に日本が中国と領有権紛争を繰り広げていた東シナ海の尖閣諸島(中国名釣魚島)を国有化したことから大きく悪化した。

そのような関係が改善されたのは米中貿易戦争が大きくなってからだ。中国は米国に代わって先進技術を取得し、不利なときには味方を増やさなければならないという計算の下に日本に接近し、日本も米国の気まぐれに備える一方、五輪の成功的開催のために対中関係改善に積極的だった。

そして4月の習氏の訪日を契機に両国関係回復のピークを迎える予定だったが、思いがけない新型コロナ事態で習氏の訪日が先送りになり、安倍氏が心血を注いで準備してきた五輪まで延期になって日中関係の短い春が過ぎてしまったのだ。

最近の日中の微妙な関係を示す代表的な事件が、先月30日夜に東シナ海で起きた中国漁船と日本軍艦の衝突だ。先月30日午後8時30分ごろ、日本海上自衛隊の駆逐艦「しまかぜ」が中国漁船一隻と衝突する事故が発生した。

この事故によって「しまかぜ」の船体には1メートルほどの大きさの穴が開き、中国は船員1人が軽傷を負ったと河野太郎防衛相が明らかにした。中国漁船には計13人の乗組員が乗っていたが、死亡者や行方不明者はいなかったと中国環球時報は伝えた。

ここで注目するべきことは事故海域だと香港明報は指摘した。鹿児島県屋久島から西に650キロメートルも離れているが、中国上海からは200キロメートル、舟山群島からはわずか80キロメートルしか離れていない水域だというのだ。

たとえ公海であっても、日本海上自衛隊の艦艇がここまで中国近海の近くまで接近したのは珍しいというのが明報の分析だ。このように中国近海に接近するのは米軍艦しかやらなかった行動だが、今では日本の艦艇も接近を始めているということだ。

事故が発生すると、日本の艦艇はすぐに中国漁船に死亡者がいないか確認して、現場付近を航行中の中国軍艦に通知したという。中国漁船も単なる漁船ではなく、中国軍艦も偶然現場近くを航行していたわけではないとみられると明報は話した。


新型コロナとともに悪化する日中関係…「短い春は過ぎた」(2)

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