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韓国の「タルチュム」、ユネスコ人類無形文化遺産に登録申請

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

鳳山タルチュム(国家無形文化財第17号)[写真 文化財庁]

仮面をかぶって踊る伝統舞踊である韓国の「タルチュム」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)人類無形文化遺産の登録に向けた第一歩を踏み出した。

文化財庁(庁長チョン・ジェスク)は1日「ユネスコ人類無形文化遺産の代表目録に『韓国のタルチュム』を登録するための申込書を3月31日、ユネスコ本部に提出した」と明らかにした。その後、ユネスコ事務局の検討と評価機関の審査を経て2022年12月ごろ開かれる第17回ユネスコ無形文化遺産保護協約政府間委員会で登録されるかどうかが最終決定される予定だ。

この日、英文の申込書もともに公開された「韓国のタルチュム」(Talchum,Mask Dance Drama in the Republic of Korea)は13カ国の無形文化財と5市道の無形文化財で構成されている。


具体的に▼楊州別山台(ヤンジュ・ピョルサンデ)ノリ(国家無形文化財第2号)▼統営五広大(トンヨン・オグァンデ)(国家無形文化財第6号)▼固城五広大(コソン・オグァンデ)(国家無形文化財第7号)▼江陵(カンヌン)官奴仮面劇(国家無形文化財第13号江陵端午祭)▼北青(プクチョン)獅子ノルム(国家無形文化財第15号)▼鳳山(ポンサン)タルチュム(国家無形文化財第17号)▼東莱野遊(トンネヤリュ)(国家無形文化財第18号)▼康リョン(カンリョン)タルチュム(国家無形文化財第34号)▼水営野遊(スヨンヤリュ)(国家無形文化財第43号)▼ソンパサンデノリ(国家無形文化財第49号)▼殷栗(ウニュル)タルチュム(国家無形文化財第61号)、河回別神(ハフェビョルシン)グッタルノリ(国家無形文化財第69号)▼駕山五広大(カサン・オグァンデ)(国家無形文化財第73号)▼束草(ソクチョ)獅子ノリ〔江原(カンウォン)無形文化財第31号〕▼退渓院(トェゲウォン)サンデノリ〔京畿(キョンギ)無形文化財第52号〕▼晋州五広大(オグァンデ)〔慶南(キョンナム)無形文化財第27号〕▼金海五広大(キムヘ・オグァンデ)(慶南無形文化財第37号)▼礼泉青丹(イェチョンチョンダン)ノルム〔慶北(キョンブク)無形文化財第42号〕--などだ。

韓国のタルチュムは歌舞と演劇の特徴を持っており、前近代時代の社会・階級・道徳的な矛盾をユーモアと風刺で公論化した点が特徴だ。登場人物の性格を誇張し類型化したタル(仮面)をかぶって歌や踊り、演劇を通じて意味を伝える。特に、観客の同調やヤジのような能動的な参加まで含まれてこそ完成される積極的な疎通の芸術だ。

文化財庁は「タルチュムが現代の芸術創作にも絶えずインスピレーションを与えており、再創造される文化的伝統として共同体にアイデンティティと連続性を与えるということからユネスコ無形文化遺産保護協約の精神にも合致する無形遺産」と説明した。

韓国は宗廟祭礼および宗廟祭礼楽(2001.5.18)をはじめ、計20件を現在までユネスコ無形文化遺産に登録させた。登録時点順で▼パンソリ(2003.11.7)▼江陵端午祭(2005.11.25)▼カンガンスルレ、男寺党ノリ、霊山斎(ヨンサンジェ)、済州(チェジュ)チルモリ堂霊登(ヨンドン)グッ、処容舞(チョヨンム)(’09.9.30) ▼歌曲(国楽管絃の伴奏で歌う叙情的な歌)、大木匠(韓国の伝統木造建築)、鷹狩り(生きている人類遺産)(’10.11.16)▼テッキョン(韓国の伝統武術)、チュルタギ(綱渡り)、韓山(ハンサン)カラムシ織り(’11.11.29)▼アリラン(’12.12.5)▼キムジャン文化(’13.12.5)▼農楽(‘14.11.27)▼チュルダリギ(綱引き)(2015.12.2)▼済州の海女文化(’16.11.30)▼シルム(’18.11.26)--などだ。



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