韓国銀行(韓銀)が米連邦準備制度理事会(FRB)と締結した通貨スワップに続いてドル調達チャンネルをまた開設する。FRBに買い戻し条件付き債券(RP:レポ)を売却する条件でドルの供給を受ける。韓銀は数百億ドルを追加で調達することが可能になった。
◆韓銀、ドル調達窓口をまた開設
FRBは31日、緊急声明を出し、各国中央銀行の流動性を供給するための臨時レポ機構(FIMA Repo Facility)を設立すると発表した。この機構を通じて各国のRPを買い入れる形で各国中央銀行にドルを供給する予定だ。RP買い入れは、韓銀など各国中央銀行が保有する米国債をFRBに担保として預ければFRBは韓銀などの中央銀行にドルを貸す方式で進行される。韓国は現在1211億ドル規模の米国債を保有している。これを担保にする場合、韓銀は数百億ドルほどを調達できる。今回の措置はトルコ、インド、インドネシアなどドル流動性に問題が発生した新興国が主な対象だ。しかし韓国も万が一の場合に対応できるだけに、調達市場に少なからず好材料として作用する見込みだ。
金融機関の関係者は「各国中央銀行は最近、ドル流動性を調達するために米国債を次々と売却している」とし「米国債を売却して米市場の金利が上昇しているため、こうした金利上昇を防ぐためにRP買い入れに動き出した」と分析した。
韓銀は19日、FRBと600億ドル規模の通貨スワップ契約を結んだ。その後続措置として31日に国内の金融機関を対象に外貨貸出入札を実施し、落札された金額の87億2000万ドルをFRBから引き出して2日に金融機関に貸し出すことにした。外貨貸出は7日満期と84日満期に分けて行う予定だ。韓銀は国内銀行・企業の外貨資金事情などを考慮して追加入札も検討する方針という。外貨貸出入札に参加できる金融機関は銀行法で規定した銀行と国策銀行の産業銀行、輸出入銀行、企業銀行など。韓銀はドルを市中に幅広く分配するため金融機関別に応札金額を満期別に3億ドル(7日満期貸出)、15億ドル(84日満期貸出)に決めた。韓銀はこの通貨スワップ資金を先に活用した後、ドル流動性が不足する場合、臨時レポ機構にRPを売却する方式を活用する計画だ。韓銀関係者は「FRBが設立した臨時レポ機構にRPを売却すれば高い利子費用を支払わなければならないだけに、金利が相対的に低い通貨スワップ資金を先に使う」と説明した。
◆為替レートは安定するのか
韓米通貨スワップに続いてFRBのレポ機構を通じてドルを調達すれば、金融市場に広がった不安心理の一部は解消されるという見方が出ている。韓米通貨スワップ契約が締結されても、またウォン安ドル高が進むという分析が多かった。2008年の通貨スワップ締結当時のように、長期的にウォン安ドル高基調が続くという予想も出てきた。2008年下半期の金融危機に対する懸念からウォン安ドル高が進み、10月30日の通貨スワップ締結日には前日比177ウォンもウォン高ドル安となった。しかしその後はまたウォン安ドル高が進み、約20日後に直前のピークを越えた。この日のソウル外国為替市場で韓国ウォンは前日終値より7ウォン値上がりし、1ドル=1217.40ウォンで取引を終えた。
◆韓銀、ドル調達窓口をまた開設
FRBは31日、緊急声明を出し、各国中央銀行の流動性を供給するための臨時レポ機構(FIMA Repo Facility)を設立すると発表した。この機構を通じて各国のRPを買い入れる形で各国中央銀行にドルを供給する予定だ。RP買い入れは、韓銀など各国中央銀行が保有する米国債をFRBに担保として預ければFRBは韓銀などの中央銀行にドルを貸す方式で進行される。韓国は現在1211億ドル規模の米国債を保有している。これを担保にする場合、韓銀は数百億ドルほどを調達できる。今回の措置はトルコ、インド、インドネシアなどドル流動性に問題が発生した新興国が主な対象だ。しかし韓国も万が一の場合に対応できるだけに、調達市場に少なからず好材料として作用する見込みだ。
金融機関の関係者は「各国中央銀行は最近、ドル流動性を調達するために米国債を次々と売却している」とし「米国債を売却して米市場の金利が上昇しているため、こうした金利上昇を防ぐためにRP買い入れに動き出した」と分析した。
韓銀は19日、FRBと600億ドル規模の通貨スワップ契約を結んだ。その後続措置として31日に国内の金融機関を対象に外貨貸出入札を実施し、落札された金額の87億2000万ドルをFRBから引き出して2日に金融機関に貸し出すことにした。外貨貸出は7日満期と84日満期に分けて行う予定だ。韓銀は国内銀行・企業の外貨資金事情などを考慮して追加入札も検討する方針という。外貨貸出入札に参加できる金融機関は銀行法で規定した銀行と国策銀行の産業銀行、輸出入銀行、企業銀行など。韓銀はドルを市中に幅広く分配するため金融機関別に応札金額を満期別に3億ドル(7日満期貸出)、15億ドル(84日満期貸出)に決めた。韓銀はこの通貨スワップ資金を先に活用した後、ドル流動性が不足する場合、臨時レポ機構にRPを売却する方式を活用する計画だ。韓銀関係者は「FRBが設立した臨時レポ機構にRPを売却すれば高い利子費用を支払わなければならないだけに、金利が相対的に低い通貨スワップ資金を先に使う」と説明した。
◆為替レートは安定するのか
韓米通貨スワップに続いてFRBのレポ機構を通じてドルを調達すれば、金融市場に広がった不安心理の一部は解消されるという見方が出ている。韓米通貨スワップ契約が締結されても、またウォン安ドル高が進むという分析が多かった。2008年の通貨スワップ締結当時のように、長期的にウォン安ドル高基調が続くという予想も出てきた。2008年下半期の金融危機に対する懸念からウォン安ドル高が進み、10月30日の通貨スワップ締結日には前日比177ウォンもウォン高ドル安となった。しかしその後はまたウォン安ドル高が進み、約20日後に直前のピークを越えた。この日のソウル外国為替市場で韓国ウォンは前日終値より7ウォン値上がりし、1ドル=1217.40ウォンで取引を終えた。
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