最も深刻な波及経路は企業の連鎖倒産だ。新型肺炎により主要企業の格付けが垂直落下している。GMとフォードの格付けも「投資非適格」に急落した。現在米国社債の51%がかろうじて投資適格なBBBという状況だ。一気に大量に投機等級に落ちるかも知れない危機だ。問題は社債を買い入れる米連邦準備制度理事会(FRB)の劇薬処方に投機等級は含まれていない点だ。低金利のおかげでどうにか生き残ってきた多くの「墜落した天使(投機等級に落ちたかつての優良企業)」が相次いで倒産する危機に置かれたのだ。このまま行けば金融機関の企業向け融資が崩壊することになる。
もうひとつの波及経路は資産市場の萎縮だ。景気低迷で所得が落ち込めば不動産や株式など資産市場にも否定的影響を及ぼす。特に韓国の場合、資産の74%を占める不動産が揺らげば1600兆ウォンを超える家計向け貸付全体が危険になる。政府と通貨当局が神経を尖らせなければならない部分だ。金融機関の企業と家計向け融資が不健全化されれば金融システムが揺らぎ経済危機に広がるほかないためだ。
【コラム】韓国経済、慢性病にコロナまで押し寄せ…「はるかに恐ろしく強い奴が近づいている」(1)
もうひとつの波及経路は資産市場の萎縮だ。景気低迷で所得が落ち込めば不動産や株式など資産市場にも否定的影響を及ぼす。特に韓国の場合、資産の74%を占める不動産が揺らげば1600兆ウォンを超える家計向け貸付全体が危険になる。政府と通貨当局が神経を尖らせなければならない部分だ。金融機関の企業と家計向け融資が不健全化されれば金融システムが揺らぎ経済危機に広がるほかないためだ。
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