世界陸上のレジェンド、カール・ルイス氏が新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）拡散が懸念されるとし、今年７月に予定されている「２０２０東京オリンピック（五輪）」を２年延期して２０２２年に冬・夏季オリンピックをどちらも開催しようと主張した。

ルイス氏は２２日（日本時間）、米国ＦＯＸ２６とのインタビューで「不確実性が存在するのであれば、選手たちが五輪を準備し、訓練し、動機付けを得ることは非常に難しい」としながら「新型コロナの状況は健康と直結した問題で、すべての統制から離れた」と話した。

続いて「選手が五輪代表選抜戦でも大会を開くことができない状況で、五輪を準備することはできない」とし「東京五輪を北京冬季五輪が開かれる２０２２年に一緒に開催することが、より平安な状況になると考える」と強調した。


あわせて「２年延期することは大きな問題にはならない」としながら「２０２２年に五輪をし、２年後の２０２４年にパリ夏季五輪を開けばいい」と付け加えた。

ルイスは１９８４年ロサンゼルス大会から１９９６年アトランタ大会まで五輪に４回出場し、９個の金メダルを首にかけた世界陸上のレジェンドだ。特に１９８４年大会では男子１００メートル、２００メートル、４００メートルリレーだけでなく走幅跳でも金メダルを獲得して４冠に輝いた。