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韓国、金浦空港、40年歴史上初めて「飛行機0便」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

金浦空港国際線ターミナル出国エリアの明かりが消えている。12日、金浦空港国際線利用客は0人を記録した。クァク・ジェミン記者

人気のない金浦空港国際線ゲート。クァク・ジェミン記者

一時閉鎖した金浦空港国際線にある手荷物サービスセンター。クァク・ジェミン記者

金浦空港内ロッテ免税店前に出された休業を知らせる案内板。クァク・ジェミン記者

◆金浦(キンポ)空港国際線の利用客、史上初めて「0人」

12日午前、ソウル江西区(カンソグ)の金浦(キンポ)国際空港国際線ターミナル。誰もいない空港には「ライターとモバイルバッテリーは携帯して飛行機に搭乗してください」という録音案内放送が繰り返し響いた。ターミナル1階入国エリアと3階出国エリアの明かりは消えていた。空港内に設置されたフライト情報の案内掲示板も空間ばかりが目立った。利用客で込み合っていた航空会社カウンターには人の気配もなかった。金浦国際空港を行き来する航空機はこの日「0便」、利用客も「0人」を記録した。金浦国際空港開港40年以来、初めての事態だ。

◆コロナ以前の週392便から0便に


空港が止まった。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)拡散で国内外の航空会社の韓日、韓中国間の空の道が遮断されて金浦空港国際線はシャットダウンした。新型コロナ事態以前、金浦空港を行き来する航空便は週基準392便だった。このうち252便(64%)に達する日本行き路線の運航が中断されて金浦空港利用客数は急減した。

今月9日から日本路線が中断されて以来、10日午後4時15分上海行きアシアナ航空OZ3615便を最後に韓国フラッグ・キャリアの中国路線まで中断された。ただし、冬季運航スケジュール(前年度10月末~3月末)により中国民営航空会社である東方航空が金浦~上海(週6回)路線を、南方航空が金浦~北京(週2回)路線を運航している。12日は金浦空港国際線運航便が1便もない最初の日だ。

◆空港入店企業ほとんどが休業…「売上も0ウォン」

利用客がいなくなると空港内の食堂や手荷物サービスセンターなどは休業に入った。出国フロアの近隣にあるコンビニエンスストアと薬局の明かりだけがついていた。薬局関係者は「空港常駐職員のためにやむを得ず店を開けているが、売上は0ウォン」としながら「マスクを求める職員が時々行き来するが、マスクも買えずあちこち問い合わせ電話だけをかけているところ」といった。

◆ロッテ免税店、営業中断…新羅も短縮営業

空港出国エリアにあるロッテ免税店はこの日から営業を中断した。免税店関係者が免税店休業を知らせる案内を設置していた。ロッテ免税店は金浦空港店の営業を中断すると11日、明らかにした。再開時点は決まっていない。

今年1月、一日平均24便だった国際線運航便数が今月9日以後は一日1~2便まで急減しながら免税店は直撃を受けた。新型コロナ拡散以前、一日2億ウォン(約1725万円)に達していたロッテ免税店金浦空港店の売上は最近100万ウォン台まで急減した。ロッテ免税店側は「金浦空港に入店している中小協力会社も休業を要請した」とし「12日には飛行機が1便もなく休業を決めた」とした。

空港内では11日から短縮営業をした新羅免税店の明かりだけがついていた。新羅免税店は午前8時から午後5時まで短縮営業する。従来の営業時間は午前6時30分から午後8時30分までだった。

陳列台を整理していた新羅免税店関係者は「利用客が1人もおらず、事実上、開店休業状態」とし「詳しい内容は事務室に聞いてほしい」と言葉少なだった。

◆仁川(インチョン)空港も開港以来利用客が初めての1万人台記録

12日、世界保健機関(WHO)が新型コロナに対して感染病最高警告等級の「パンデミック」を宣言しながら空港入店企業の実績はさらに悪化する見通しだ。金浦国際空港と同じように仁川国際空港の利用客も急減した。12日午前6時30分基準で仁川空港利用客は合計1万5216人で昨年同期に比べて91.3%減った。仁川空港利用客が1万人台に落ちたのは開港以来初めてのことだ。



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