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アリババ前会長、日本に韓国産マスク寄贈…韓国には米国製品

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

アリババ前会長の馬雲氏が韓国に寄贈したマスク。[写真 大韓赤十字社]

中国ネット通販最大手のアリババの馬雲(ジャック・マー)前会長が9日、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が拡大している北海道にマスク1万枚を寄贈した。日本経済新聞など日本メディアが報道した。ところが日本に寄贈したマスクが韓国産であることが確認されて論議を呼んでいる。

日経によると、9日に北海道に到着したマスクは、馬会長が日本に寄贈を決めたマスク100万枚のうちの1万枚だ。マスク60枚入り165箱と50枚入り2箱のマスクが4トントラックに載せられて北海道に到着した。ところが日経サイトに掲載された映像の中のマスクの箱には、ハングルで「保健用マスクKF94」と記されている。

該当企業の関係者は「委託生産したマスクに我が社のブランドを付けて販売したもの」としながら「1月30日のテレビショッピングを通じて特販してからは在庫がなく、その後販売したことがない」と説明した。あわせて「主に国内用としてのみ販売し、自主的に中国に輸出したことはない」と付け加えた。


韓国政府はマスクが手に入りにくくなっていることを受け、先月26日に輸出制限措置を取った。だが、生産物量の1割については輸出を許可した。その後、マスク輸出の全面禁止に踏み切ったのは今月5日だ。報道後、一部では政府の禁輸措置の時期をめぐって批判が出てきた。禁輸措置を取るのが遅すぎたため、中国に韓国産マスクが輸出され、そのうち一部が他の国にまで寄贈されているのではないかということだ。

一方、馬氏が寄贈したマスク100万枚が韓国に到着した。このマスクは、今月12日から新型コロナ感染者や医療スタッフ、経済的援助が必要な階層に届けられる。このマスクは米国メーカーのガーソンやハネウェルなどの製品だ。大韓赤十字社は10日、「馬氏が設立した馬雲公益基金会とアリババ公益基金会が韓国に寄贈したマスク100万枚が今月8日午前、仁川(インチョン)空港に到着した」とし「12日午前に通関手続きが終わり次第、全国15カ所の赤十字支社に配付する予定」と明らかにした。



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